MDMA(エムディーエムエー)

「MDMA」とは「違法薬物である覚せい剤によく似た合成麻薬の呼び名」です。肌感覚としては半年に1人ぐらいのペースで芸能人など有名人が大麻や「MDMA」で逮捕され、数年に一度で大物が捕まりワイドショーがその話題で一色になるといった感じです。しかし、薬物は芸能界と同じく庶民の普通の生活にも浸透しているようで、いくら警察が撲滅に力を入れてもSNSなどネットワークで売買されると製造元を捕まえるのは難しく、だから常に薬物蔓延を許しているのでしょう。

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MDMAの意味とは

「MDMA」の意味は以下の通りとなります。
 (1)正式名称「methylenedioxymethamphetamine」(メチレンジオキシメタンフェタミン)の略語で、大脳皮質を刺激する興奮剤である覚せい剤によく似た合成麻薬の一種で基本的には錠剤タイプが多い。
 (2)化学名「メチレンジオキシメタンフェタミン」を略した隠語的な呼び名で、見た目はカラフルな錠剤タイプで大音量の音楽がかかるクラブやSNSなどから手軽に購入でき、若者達には薬物使用の入り口である「ゲートウェイドラッグ」という危険性を孕んでいる。
「MDMA」は正式名称となる化学名が「methylenedioxymethamphetamine」(メチレンジオキシメタンフェタミン)で、その略語となります。これは覚せい剤によく似た合成麻薬でその特徴としては見た目が色鮮やかな錠剤となっている点があります。要は覚せい剤効果を手軽に体感できさらに価格も安いという事から、一部の若者達の間では愛を感じられる「ラブドラッグ」として昔も今も大変広まっています。特にダンスミュージック的な音楽が大音量でかかるクラブやSNSなどを利用すれば、誰でも簡単に手に入る事からより危険度が高い覚せい剤・コカイン・ヘロインなどに繋がる「ゲートウェイドラッグ」となっています。また一般人だけでなく芸能人などが手にする事も多く、2019年11月は女優・沢尻エリカ、2023年4月はモデル・道端ジェシカがそれぞれ使用所持で逮捕され大きく報道されました。なぜ違法薬物と知っていても「MDMA」に手を出すかというと、前述したように使用するとまるで愛や幸せで全身が包まれる「多幸感」が1回錠剤を飲むだけで4〜6時間ほど得られ、この感覚を一度体感すると止められずに中毒のようになるのです。お酒のアルコールとは全く違う感覚に加えて、仲間同士で楽しんでいると一人だけ裏切るように使用を拒むのは難しく、何よりも秘密の共有という側面からもズルズルと続けてしまうのでしょう。しかし、最初はよくても常習的になると合成麻薬の健康被害に蝕まれていき、気持ち良い「多幸感」の反動から吐き気や筋肉のけいれんに悪寒や異常な発汗、そして抗うつ状態や不安障害に食欲減退といった事が起こると、周囲の家族や仕事関係者もさすがにおかしいと気付き始めます。何よりも人間の体は何でも慣れてしまうので、当初は1錠で何時間も続いた気持ち良さが徐々に短くなり、効果を持続させよう大量の「MDMA」を試したり強烈なお酒と一緒に飲むことで心臓などに大きな負担を与え、最悪になると過剰摂取「オーバードーズ」で命を落とします。だから警察や厚生労働省は薬物の使用を禁じているのです。それに「MDMA」などの売上は最終的にヤクザ組織など裏社会に流れ、犯罪の片棒を担ぐ事に関与するのです。

MDMAの由来

「MDMA」は1912年にドイツの化学メーカー「メルク社」が食欲抑制薬として開発したのが始まりです。それが1950年代になるとアメリカ軍が動物で実験・研究などに使い始め、1980年代では一般人が使用する合成麻薬として常習者が増え続けるようになります。そして1990年代前後になると欧米など音楽好きな若者がクラブなどで好んで使うドラッグとして「エクスタシー」や「ラブドラッグ」とも呼ばれ始め、「MDMA」の価格が下がった事もあって一段と広まるようになっていきます。

MDMAの文章・例文

例文1.デビュー時は清純派だったのに、段々とギャルっぽく変化してお酒好きを豪語したり男好きや妙な明るさをアピールするような性格に変わった女性芸能人の半分ぐらいはMDMAに一度は手を出しているか、限度がない青天井のジャンキーになったと勝手に思っている。
例文2.派手好きな人がMDMAを愛用するようになって地味ファッションになるのは絶対になく、MDMAで脳を刺激されカラフルさの虜になるのでケバケバなファッションを好むようになるので、実は周囲からすると一目瞭然なのである。
例文3.ジャニーズは性加害だけでなく、過去にはMDMAなど薬物騒動や女性タレントの自殺など闇ばかりなので、今回を切っ掛けに膿を全て洗いざらい出し尽くしてもらいたい。
例文4.鉄オタの友人は給料の全てをカメラや遠征費につぎ込んでいたが、暫く合わない間に今度は違法薬物のMDMAをSNSで手に入れてはお気に入りアイドルと電車デートしている姿を想像しては「えへへへ!」と幸せを感じるのが喜びだそうで、それを聞かされて警察に相談しようか迷っている。
例文5.極論だが日本の法律がこんなに甘い以上はMDMAや大麻を常用する者は今後も増え続けるし、現に無法地帯と化しているような危険な街の姿を見ると行政も警察も黙認なんだと思ってしまう。
「MDMA」を使った例文となります。

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MDMAの会話例

  • 質問者アイコン

    またMDMAが社会問題になっているんだって。

  • 回答者アイコン

    へーそうなんだ。私達が若い時もMDMAは問題になったよね。

  • 質問者アイコン

    結局はいたちごっこなんだよ。警察が取り締まって効果が出ると次第に緩くなるでしょう。そうすると、再びMDMAなどの薬物が出回って、社会に不満がある若者が求めて使用する。

  • 回答者アイコン

    だよね。だいたい芸能人に薬物疑惑があっても海外に逃げたり、捜査に何年もかける時もあるみたいで、いったい本気で薬物を取り締まりたいのか理解に苦しむもの。

「MDMA」など薬物についての会話をしています。

MDMAの類義語

「MDMA」の類義語には「エクスタシー」「バツ」「タマ(玉)」「クスリ」「E」「X」「モリー」「エックス」「MDA」などの言葉が挙げられます。

MDMAの対義語

「MDMA」の対義語はありません。補足として「覚せい剤」の対義語は「催眠剤」「睡眠薬」「催眠薬」「睡眠導入剤」などになります。

MDMAまとめ

覚せい剤の一種となる合成麻薬が「MDMA」です。日本で使用すれば当然ながら犯罪行為で逮捕されますが、それでも裏社会住人どころか普通の人がクラブやSNSから気軽に購入しているのが実態でもあります。タバコやお酒程度の感覚で使用し、実際には厚生労働省などの実態調査以上に蔓延しているといっても過言ではありません。「MDMA」は錠剤タイプが多く、1錠を飲み込めば幸せな気持ちが長続きしますが、その反動として危険な禁断症状も伴いますし、何より初犯なら執行猶予でも逮捕されれば会社などはクビになるので人生を棒に振る恐れがあると認識すべきでしょう。

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