NISA(ニーサ)
このNISAという言葉は、証券会社のテレビCMなどで聞いたことがあると思います。”ニーサ”と発音しますが、一体どのような意味があるのでしょうか。
NISAの意味とは
NISAとは、少額投資非課税制度を表す言葉です。株式や投資証券への投資を行う際には、証券会社にその為の口座を作ります。この口座にはいくつかの種類があり、そのうちの1つがNISA口座です。(単に「NISA」だけでも、最後の”A”がアカウント=口座を意味しているので、口座そのものを指します)
株式や投資証券で得た利益は原則的に課税対象ですが、NISA口座で行った取引は、その口座を開設してから最大5年間、年間120万円までの取引に対し、利益が全て非課税扱いになります。
このようなメリットがある為、これから株式投資を始めようと思っている人にはおすすめの口座です。
NISAの由来
NISAという言葉は、「ISA」(Individual Savings Account)からきています。このISAとは、NISAと似たメリットのあるアメリカの証券会社が提供している口座で、その日本版という意味で、頭に”N”を付けて「NISA」となりました。(2013年に公募にて決定しました)
尚、このNISA口座の提供が始まったのは2014年からです。そして、2023年で終了となることが決まっています。株式や投資証券への興味を促す為に、10年間限定で行われている特別な非課税制度です。
こちらの金融庁のページでもNISAについては詳しく説明をしています。「金融庁・NISAとは」のページもわかりやすいので、こちらも余裕があれば確認してみましょう。
NISAの文章・例文
例文1.NISA口座を作ったので、早速株式を購入してみます
例文2.5年間まで非課税になるNISAか、特定口座にするか迷っている
例文3.NISAでは扱える金額が決まっているので物足りない
例文4.NISA口座を作る証券会社は慎重に決めないといけない
例文5.もうすぐ6年目になるので、NISAではなく他の種類の口座に変えようと思う
NISA口座は、どこか1つの証券会社でしか作ることができません。よって、2つ以上の証券会社を利用する場合、どちらかでは特定口座などの別の種類の口座を作ることになります。
また、口座を作ってから5年間までしか非課税にならない点と、年間で120万円までの投資しか行えない為、株式や投資証券を始める入門用の口座だと考えていいでしょう。
NISAの類義語
NISAの類義語は「特定口座」です。この言葉は例文でも使いましたが、取引で出た利益に対して自動的に課税され、源泉徴収(利益の20.315%の固定税率です)されるシステムになっているので、後から改めて納税する必要がありません。
NISAの有効期限である5年間過ぎた後は、この特定口座への移行が推奨されています。一般口座を選んでしまうと、1年ごとに確定申告が必要になるからです。(利益の額によっては必要ありません)
NISAまとめ
NISA口座は、当時人気の落ちてきた株式や投資証券へ興味をもってもらう為に用意された制度です。そして、2023年で終了することが決まっているので、一時的な”てこ入れ”とも言える制度ですが、有効な期間中は利用して決して損はありません。