PPK(ピーピーケー)

PPK」とは「高齢者の理想とする晩年の過ごし方で、毎日をピンピンと元気に過ごし最後はコロッと亡くなる”ピンピンコロリ”のローマ字表記の頭文字」です。誰もが年を取り老いるのは仕方がなく、絶対に抗う事はできません。しかし、晩年になって病院ベッドで寝たきりを迎えるのか、それとも元気で毎日を過ごして亡くなるかは努力次第で選択可能なのです。だから高齢者が目指す理想的な姿とされる「PPK」が全国的に広まったのでしょう。それでは解説に入らせて頂きます。

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PPKの意味とは

PPK」の意味は以下の通りとなります。
(1)元気だった高齢者が突然亡くなる事や短期間の療養で亡くなる事で、「元気でピンピンして日々を暮らしコロリと死にたい」として「ピンピンコロリ」のローマ字表記の頭文字からなる言葉。
(2)高齢者の理想とする晩年で、亡くなる直前まで元気な「ピンピンコロリ」を略した言葉。
(3)略した「ピンコロ」、平仮名「ぴんぴんころり」も同義。
PPK」は「ピンピンコロリ」のローマ字表記の頭文字からなる言葉で、簡単に言えば「高齢者の理想的な晩年や死に方」です。日本は世界的にも長寿国として知られますが、ベッドで寝たきりで家族やヘルパーから手助けされながら生きるのは本人にとっても心が痛む事でしょう。だから、亡くなる直前まで元気でコロリと最後を迎えるのが理想とする姿が「PPK」で、反対に寝たきりで最後を迎えてしまうのが「NNK」(ネンネンコロリ)です。今では「PPK運動」や「PPKの法則」とも呼ばれて、高齢者の健康維持の合言葉のようになっています。さらには、「PPK」が普及した事で「ピンコロ」や「ピンコロ死」に「ヨタヘロ」などの言葉も生まれ、どのような亡くなり方が良いのか社会に問題提起をするようにもなりました。と言うのは、「ピンピンコロリ」である「PPK」は飽く迄も目指すべき理想の姿で、実際には不健康寿命が近年は伸びていて、また孤独死をする高齢者も大勢います。社会全体として健康第一として禁酒禁煙の方向で進み、運動をする高齢者も多くなり寿命も延びているにも関わらず、それでも「PPK」となれるのは極僅かというのが現実なようです。

PPKの由来

PPK」が誕生したのは昭54年の長野県高森町です。この地域は平均寿命が全国1位で在宅死亡も全国トップクラス、そんな特徴ならではの高齢者の健康維持運動の標語「病気に苦しむことなく、元気に長生きし、最後は寝付かずにコロリと死ぬこと、または、そのように死のう」が略され「PPK」となり、全国にも広まっていきました。

PPKの文章・例文

例文1.地元の祖父母にはPPKを目指してもらいたいが、冷静になると東京に出てからは殆ど顔を合わす機会もなくなり、それで無理して長生きだけを願うのは自分勝手な気がする。
例文2.増大する社会保障費を抑える壮大なマインドコントロール計画がPPKに思えてしまう。
例文3.医療が発達すればPPKも増えるので、アニメや鉄オタの高齢化もさらに進むのだろう。
例文4.PPKで体は元気だが痴呆というパターンになれば、逆走やブレーキ踏み間違えの交通事故を減らす為にも完全なる自動運転の実現は急務である。
例文5.PPK運動では1日1万歩のウォーキングを目標としているが、若者では難しいのに高齢者にとってはかなりハードルが高いのではと思えてならない。
高齢者の目指すべき形として「PPK」を使った例文です。

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PPKの会話例

  • 質問者アイコン

    俺も将来はPPKで、病院などに入院しないで亡くなりたいものだね。

  • 回答者アイコン

    それが理想だけど、どうしたの? 唐突にそんな事を言って。

  • 質問者アイコン

    会社の健康診断の結果が悪くてね。ちょっと体が心配になってきて。

  • 回答者アイコン

    それは今時珍しい愛飲家で愛煙家、おまけに甘い物も大好きで運動嫌いだったら当然よね。

健康を気にする夫に辛口でダメ出しする妻という内容です。

PPKの類義語

PPK」の類義語には、「健康寿命」「ピンコロ死」「コロッと死ぬ」「ピンコロ往生」「ポックリ死」などの言葉が挙げられます。

PPKの対義語

PPK」の対義語には、「NNK」「ヨタヘロ」などの言葉が挙げられます。

PPKまとめ

PPK」は高齢者の理想とする健康に長生きをして最後は長い入院などをせずに亡くなる「ピンピンコロリ」からなる言葉です。寿命が長い事で知られる長野県で誕生した言葉で、日頃の運動や食生活に気を付けて天寿を全うするキーワードのようになっています。

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