「RE100」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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RE100(アールイーひゃく)

RE100」とは「大企業が率先して事業運営の電力を100%再生可能エネルギーに転換する世界的な取り組み」です。現在の石炭などで発電をした電気を使用するとCO2が排出され、温室効果ガスとなって地球温暖化の原因となります。それを防ぐには根本から変える必要があり、要するに従来方式の発電を改めて再生可能エネルギーに転換するべきなのです。昨今はそんな動きが加速をして、特に大企業には地球や環境を守る役目があるとして、積極的に貢献するように求められています。そんな流れの一つが今回の「RE100」なのです。

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RE100の意味とは

RE100」の意味は以下の通りとなります。
(1)正式名称「Renewable Energy 100%」の頭文字からなり、事業運営に必要な電力を全て再生可能エネルギーで賄う事を目標とする企業が参加した国際的な取り組み。
(2)環境問題への取り組みとして、世界的な大企業が率先して事業活動の電力を100%再生可能エネルギーに転換する事を目的とした企業連合の呼び名。
(3)「RE100プロジェクト」も同義。
”Renewable Energy”を直訳すると「再生可能エネルギー」で、そこから「RE100」は端的に言えば「電力を完全自家発電で取り組む企業連合」です。地球温暖化の要因とされる膨大な電力消費の対策として、世界的な大企業には率先して対策をする責務があるとするのが最近の傾向ですが、その流れで注目をされているのが「RE100」です。これは2014年にイギリスの国際環境NGO「クライメントグループ」が実施したもので、事業運営に必要な電力は全て風力・水力・太陽光・バイオマスなど再生可能エネルギーに転換すべきという考えに基づいた取り組みです。世界的な企業に呼びかけた結果、2020年2月時点でアップル・イケア・BMW・シティグループ・グーグル・ナイキなど名立たる企業の約300社が賛同をして、日本でもイオン・リコー・アスクルなど50社が活動に参加しています。日本の環境省としては、2018年6月に公的機関としては世界初のアンバサダーとなり、関東や関西などの環境事務所の再生エネルギー100%の取り組みを開始し、脱炭素社会やカーボンニュートラルの実現を目指して努力しています。

RE100の由来

RE100」は国際ビジネスイニシアチブを主催するイギリスのNGO「クライメイト・グループ」(The Climate Group)が2014年に始めた取り組みで、「事業運営の電力を100%再生可能エネルギーに転換する」という熱意に世界各国の大企業が賛同をして始まりました。

RE100の文章・例文

例文1.RE100に加盟する日本企業を見ると、大手電機や自動車会社などはほぼ皆無で、当然ながら現段階では再生可能エネルギーで賄うのが不可能なのが受け取れる。
例文2.RE100に入ると企業としてのイメージアップに繋がる。
例文3.莫大な費用が掛かるのがRE100のデメリットである。
例文4.将来的には各家庭の電力もRE100になるのが望ましい。
例文5.電気代も値上がり傾向なので、地球温暖化対策として企業がRE100に取り組むのは現在の時代背景からして当然の動きなのだろう。
RE100」についての紹介のような例文です。

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RE100の会話例

  • ほらっ、部屋に居ない時は電気を消さないと。

  • ごめん、うっかり忘れたわ。

  • 俺の職場は無駄な照明に煩くてね。昼休みなどは当然消すし、何かと節電節電が合言葉になっていて、もう嫌になるよ。

  • まあ、家庭でも言われる方がウザってなるけどね。それより、あなたの会社ってRE100の参加を狙っているんじゃない? だから節電の努力をしているのよ。

照明の消し忘れや節電についての夫婦の会話内容です。

RE100の類義語

RE100」の類義語には、「EP100」「EV100」「再エネ100宣言」などの言葉が挙げられます。

RE100の対義語

RE100」の対義語はありません。補足として、”再生可能エネルギー”の対義語は「枯渇性エネルギー」「石炭エネルギー」「石炭ガス」「化石燃料」「天然ガス」などの言葉が挙げられます。

RE100まとめ

RE100」は事業運営の電力を再生可能エネルギーに転換する取り組みで、世界的な大企業などが参加をして脱炭素の社会実現や温暖化防止に向けて努力をしています。実際のところは完全なる脱炭素化は道半ばであり難しいですが、大企業が取り組む事でイメージアップに繋がり、未来を見据えた企業として投資が呼び込める期待があります。

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