ROM専(ろむせん)
ROMとは「Read Only Member」という英語の頭文字を取った言葉で、「読み込みのみ可能」という意味を持つ言葉です。これに専門の「専」という文字が語尾に付くことで「インターネット掲示板などにおいて、書き込むといった自発的なことはせず、読むことだけを行う人」のことをROM専と呼びます。
今回はそんな「ROM専」という言葉について、深く掘り下げていきたいと思います。
ROM専の意味
ROM専とは、「インターネット上の動画サイトや匿名掲示板などにおいて、コメントを書くといったことは行わない、ROMを専門とする人」のことを表した言葉になります。
2ちゃんねるなどの掲示板には一見何を言っているのか意味がわからない、その界隈限定で使われているような「ネットスラング」というものが存在し、その意味を理解して会話に参加できるようにしろといった意味を込めて「半年ROMってろ」といった常套句も存在していました。
ROM専の由来
ROM専という言葉に含まれているこのROMという言葉。これが「読み専門」を意味するものとして関連する「半年ROMってろ」という言葉が使われるようになったのは1996年8月にサービスが開始された「あやしいわーるど」という総合電子掲示板にて誰かがそう発言したことが始まりであるとされています。
ROM専の文章・例文
例文1.私はROM専だ。
例文2.ROM専だった彼はコミュニケーションがしたくて書き込みもするようになった。
例文3.ROM専で半年経ったから、もう大丈夫だろう。
例文4.ROM専でい続けても面白くない気がする。
例文5.普段からお喋りな彼は当然ながらインターネットの世界においてもROM専ではない。
ROM専という言葉の反対を意味する言葉は厳密に言えば存在していないそうです。
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ROM専の会話例
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私動画サイトをよく見るのですが、ROM専なんですよね。
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動画サイトでROM専ってこと気にするんですね、佐藤さん。
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動画投稿者からすれば、やっぱりコメント貰った方が反応があったと嬉しくはなるものじゃないですか。
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すごいよく考えているんですね。
ROM専はインターネット掲示板などにおいてはある種、暗黙のルールのようなものとして存在していたかもしれませんが、現代においては暴言とかでなければ何かしらのコメントをした方が配信者の励みになるものです。
ROM専の類義語
ROM専の類義語としては、「見る専門(みるせんもん)」、「ROMる(ろむる)」などが挙げられます。
ROM専まとめ
このROM専という言葉を最初に用いた当人は特に何か意識した訳でもなく何気なくこの言葉を使ったつもりだったのかもしれませんが、その背景にはROMというものがどういうものか知識として身に付けている上で、かつ専門の「専」という言葉を語尾に付ければ言いやすいこういった意味を持つ言葉表現ができ、そしてそれが一般的な常套句として用いられるようになった事を考えてみれば、この言葉を広めた人物は非常にインテリジェンスに富んだ人物であったと言えるのではないでしょうか。