RTA(アールティーエー)
「RTA」とは「ゲームの短時間クリアを競い合う勝負」です。ファミコンが登場して40年になろうとしているので、現在は単純に一人で遊ぶだけでなくネットを使って見知らぬ相手と対戦するなどその形も大きく変化や進化を遂げています。本格的なゲーム好きは自分のスキルがどれ程なのか世間に知らしめる目的から「RTA」に嵌まるようで、国内や世界規模での「RTA」の大会・イベントが開催される盛り上がりとなっています。
RTAの意味とは
「RTA」の意味は以下の通りとなります。
(1)正式名称「Real Time Attack」(リアルタイムアタック)を略したゲーム用語で、どれだけ短時間でゲームクリアを出来るか競う勝負がネットや実際のイベントで開催されている。
(2)主に人気ゲームのプレイヤー同士が競い合うやり込み要素で、実際にプレイしクリアするまでの時間を競い合う。それが転じて、「〇〇RTA」として「RTA」の前に”人生”や”退職”などを追加して自らの生き方や決断を悲観するネットスラングとなる。
正式名称「Real Time Attack」(リアルタイムアタック)の頭文字からなるゲーム用語が「RTA」です。要するにゲームが得意な人が、如何にして短時間でクリアできるかを披露する究極のゲームスキル自慢とも言えます。ゲームジャンルは主にアクションやロールプレイングゲームなどで、得意とするプレイヤーによる短時間クリアを競い合う勝負は年々ブームとなり、現在は世界規模でイベントが開催されるほどゲームファンの間ではお馴染みとなっています。日本では「RTA in Japan」というイベントが特に有名で、ゲームプレイはネット上で動画として配信されています。これ程の人気からゲーム用語「RTA」が飛躍して、「短時間クリア」という意味を「人生の終わり」や「早死に」「数日で退学や退職」といったネットスラングとして「人生RTA」「退学RTA」「退職RTA」「退社RTA」といった風にも使われています。
RTAの由来
「RTA」はゲーム遊びとして昔からあった「タイムアタック」が由来となります。かつてはレースゲームで1周を走るタイム競技で「スピードラン」とも呼ばれていたのですが、日本では1982年のアタリ社製ゲーム機「Atari 2600」のレースゲーム「Dragster」が最初とされています。その後、レースゲーム以外でもクリアまでの時間を競う「タイムアタック」が行われ、1990年代後半頃から「RTA」という言葉として広まっていきます。
RTAの文章・例文
例文1.RTAの動画を見るのが趣味になってしまって、実際にプレイをしなくなった。
例文2.世の中には自分よりもゲームの上手い人が多いと知って、RTAで挫折を感じた。
例文3.一週間で退社をしたと友人に報告したら、「新入社員退職RTA草」と返信がきた。
例文4.ロシアは核をちらつかせて北朝鮮や中国も存在が怖いので、今日は布団から一歩も出ずに酒を飲みまくり、このまま人生RTAになっても別にいいと自棄になった。
例文5.マリオカートRTAで優勝したら、彼女にプロボーズをするつもりだ。
ゲーム用語やネットスラングとして「RTA」を使った例文です。
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RTAの会話例
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最近はあまりゲームをやらないよね。もう飽きたの?
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ゲームをプレイするより、RTA動画を見ている方が面白くて。
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それは言えるね。RTAは本当に驚くほど上手いからね。
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そうそう。それにゲームソフトを買わなくなるから節約にもなるし、一石二鳥よ。
ゲームプレイよりも「RTA動画」で満足するようになった彼女という内容です。
RTAの類義語
「RTA」の類義語には、「スコアアタック」「タイムレース」「早解き」「タイムアタック」「スピードラン」などの言葉が挙げられます。
RTAの対義語
「RTA」の対義語には、「TAS」(Tool-Assisted Speedrun)などの言葉が挙げられます。
RTAまとめ
「RTA」は家庭用やPCゲームの短時間クリアを競い合う勝負事で、全国各地のゲームファンや有名プレイヤーが参戦してイベントが開催されるほどの盛り上がりを見せています。短時間クリアには卓越したスキルが要求されるので、その神業的な「RTA」のゲーム動画も大変人気です。若者を中心に「RTA」が浸透しているので、ネットスラングとして「人生RTA」や「退職RTA」といった風にも使われています。