「skinny fat」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

skinny fat(スキニーファット)

｢skinny fat｣とは｢見た目はスリムだが実はお腹などに贅肉が多い隠れ肥満｣です。平均体重だと自分は普通体型で健康などに問題がないと錯覚しますよね。しかし、風呂へ入る前に鏡で冷静に自分のお腹を見て、想像以上に脂肪があればそれは｢skinny fat｣の可能性が高いです。病気リスクが高くなったり、運動不足から転倒する恐れも生じるので自分は健康だと過信をしてはいけません。

skinny fatの意味とは

｢skinny fat｣の意味は以下の通りとなります。
　(1)｢痩せた｣を意味する英語｢skinny｣と｢太った｣を意味する｢fat｣を合わせて、見た目は痩せているのに脂肪が多くあり筋肉量が少ない現代人らしい体型。
　(2)女性や中年男性に多いとされる見た目はスリムでも中身は肥満な体型の呼び名。
”skinny”の直訳は｢痩せすぎ｣｢痩せて細い｣｢痩せてガリガリ｣｢皮膚の｣、”fat”は｢太い｣｢太っている｣｢肥満｣｢脂肪｣で、そこから｢痩せの肥満｣として｢一見すると痩せているが実は脂肪が多い体型｣が｢skinny fat｣です。より今日的に言うなら｢痩せデブ｣や｢隠れ肥満｣といったところで、服などを着ている状態だと痩せて見えるのに実はお腹やお尻などに贅肉が多くついていて、本人も気にしているので普段は目立たない服装なので、余計に何かの拍子でバレてしまうと驚きを与えたりします。また、体重が多いのに痩せて見える分にはまだ問題ではないが、実際に体重が少なくても筋肉も少なく脂肪が多い場合もあるので、特に女性や中年男性は気が付きにくい場合も多いです。ジムなどに積極的に通ったり全身が映る鏡などでチェックしていれば別ですが、若い時の服などが中年になっても着れていれば体型変化や贅肉が多いと自覚するのは難しい所があります。そんな点から当事者ですら｢skinny fat｣は見過ごしたり、まだ痩せているからと大事に捉えない傾向がありますが、それだけ筋肉が減っているので成人病や生活習慣病に罹り易いリスクがあり、食事や運動に気を付ける必要があります。

skinny fatの由来

｢skinny fat｣が日本で使われ始めたのは2015年頃以降となりますが、同じ意味の｢隠れ肥満｣は2000年代に入ってから健康やダイエットに関する話題で登場するようになります。特に大きな影響を与えたのが｢メタボリックシンドローム｣の略語｢メタボ｣が流行語になった2006年前後で、太った人やお腹が出ている人を｢メタボ｣と呼ぶようになって、その流れで｢隠れ肥満｣も問題ありとなったのです。

skinny fatの文章・例文

例文1.彼女も俺もskinny fatで体型が似ているから惹かれ合ったようだ。
例文2.肥満というとイメージ悪いが、skinny fatになるとまるで昔のラッパー・Fat Joeのような雰囲気もあり少しマシになる。
例文3.友人は最近までskinny fatとは、太った人がスキニージーンズを穿く事だと本気で思っていた。
例文4.学生時代は本当に痩せていたのに大人になってから酒とタバコに脂っこい食べ物ばかり好むようになり、見事にskinny fatグループに仲間入りした。
例文5.海外勤務先であるイギリス・マンチェスターで、同僚でもあるフットボールオタクからskinny fatとバカにされ悔しくて見返そうとジムに通って筋トレに明け暮れたら、ある日｢お前は立派な侍だ」と認められ初めて酒飲みのパブに連れていってもらって、そこからマンチェスターの音楽シーンにどっぷりハマった。
｢skinny fat｣を使った例文となります。

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skinny fatの会話例

• 

  やばいなー。今年だけで体重が5キロ近く増えたよ。
• 

  そんなに太ったんですかー？ でもそう見えないからお得ですね。
• 

  まあ自称家族にも発覚されないskinny fatだからね。
• 

  でも、元々太っているから体重が増えたのがバレないだけですよね？ だからskinny fatの意味も違いますよ。

職場にて、太っている男性社員がさらに体重が増えたという内容です。

skinny fatの類義語

｢skinny fat｣の類義語には｢メタボ｣｢着痩せ｣｢サルコペニア肥満｣｢内臓肥満｣｢内臓脂肪型肥満｣｢リンゴ型肥満｣｢正常体重肥満｣などの言葉が挙げられます。

skinny fatの対義語

｢skinny fat｣の対義語は強いて挙げるなら｢着太り｣｢るい痩｣｢痩身｣｢スリム｣などの言葉があります。

skinny fatまとめ

痩せて見えるが実は脂肪が多く筋肉量が少ないのが｢skinny fat｣です。服を着ているとスリムな印象だが、実はお腹周りに脂肪が多いなど運動不足や偏った食事を続けた中年男性や女性などに多く、また現代人らしい生活スタイルが影響している点から将来的な病気リスクになると懸念されています。かつてはメタボなども同じような意味でしたが、現在は｢skinny fat｣と呼ばれています。