冗談半分(じょうだんはんぶん)
「冗談半分で受け流す。」なんて言葉、聞いたことはありませんか?この言葉や面白半分など、〇〇半分という言葉は多くあります。「冗談半分で聞いて欲しいんだけど」なんて言われると、どういう気持ちや面持ちで話を聞いていいのかわからなくなってしまうことがあります。
今回はそんな「冗談半分」という言葉について解説していきたいと思います。
冗談半分の意味
冗談半分は、言葉に本心と冗談が入り交じっていることを指したり、本当のことだが直接言いにくいことを、冗談に交えて紛らわして表現することです。
また「冗談半分に聞いてください」というと、「まだ確証が持てていないがおそらく本当だと思う」と言ったニュアンスを含めた表現になります。
冗談半分の由来
残念ながら冗談半分の語源はわかりませんでした。
しかし、冗談の語源としては二通りの説があります。
一つは、「常談(じょうだん)」というありふれた話という意味の言葉が無駄話という意味に転じ、無駄であるという意味の「冗」の漢字が使用され始めたという説です。
もう一つは、笑いながら楽しそうに談笑するという言葉の「笑談」という言葉が転したという説です。江戸時代には
冗談半分の文章・例文
例文1.彼が話すことは、事実がわかるまでは全て冗談半分で聞くことにしている。
例文2.冗談半分な話だが、一度聞いておいてほしい。
例文3.あの時電話しろと言ったのは冗談半分であったが、関係がこじれずに済んだので結果的に良かった。
例文4.彼の話を冗談半分に聞き流す。
例文5.冗談半分、ここだけの話を妹に教えてあげる。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
冗談半分の会話例
-
この前のプロジェクトなんだけど、なんとかうまくいったよ。
-
それは良かったわ!
それにしては浮かない顔をしているけど、どうしたの? -
おそらくないと思うから、冗談半分に聞いて欲しいんだけど、プロジェクトリーダを一回変更するかもって噂を聞いちゃったんだ。
-
ええ、そんな!あのプロジェクトはあなたがリーダーだからうまくいくのに…。
プロジェクトリーダーを交代させられてしまうかもしれない男性が、不安そうに女性にそのことを話しています。確信が持てない噂のため、そんなことはなかった時のことを考え「冗談半分」と言う言葉を使用しています。
冗談半分の類義語
冗談半分の類語として、「冗談めかして」や「冗談交じりに」などが挙げられます。
冗談半分まとめ
何事も全て本当のことを言うことが正しいとは限りません。特に現代社会ではユーモアが必要であったりする場面も多くあります。しかし、もし冗談を交えると言う意味での冗談半分な話をする際は、時と場合を考えて発信するようにしましょう。