「いけしゃあしゃあ」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!
いけしゃあしゃあ
叱られても平然としている人に対して「いけしゃあしゃあとして!」などと言う事がありますが、皆さんはこの言葉の意味を考えたことはありますか?なんとなくのニュアンスで使ってしまっている方も意外と多いようですので、今回は意味や例文、由来や類義語などを解説していきます。また、誤用しないための注意点も併せてご紹介します。
いけしゃあしゃあの意味とは
「いけしゃあしゃあ」とは、癪に障る(しゃくにさわる)ほど平然としていることを言います。注意されても反省する気配がなかったり、罪悪感を感じる様子もなく平気で嘘を付いている時など、非常に厚かましい態度でいる様子を指して使われます。
いけしゃあしゃあの由来
この言葉は「いけ」と「しゃあしゃあ」で構成されています。「いけ」は物事や人について卑下する時に、それをより一層強調して言う接頭語で、「非常に」といった意味があります。ある説では「厳(いか)めしい=勢いが激しいこと・威力が強いこと」から「いかい」→「いけえ」となり、それを短縮した形で「いけ=(良くも悪くも)すごい」というニュアンスで使われるようになったと言われています。「しゃあしゃあ」は、あつかましく、恥ずかしがる様子がないことを言います。この二つの語が合わさり「非常に厚かましい様子」を表す言葉になりました。
いけしゃあしゃあの文章・例文
例文1.彼は、あんなに叱られたと言うのにいけしゃあしゃあとしている
例文2.よくもまぁ、そんなにいけしゃあしゃあと嘘が言えたもんだ
例文3.いけしゃあしゃあとして、全く反省の色が見えない
例文4.どんなに迷惑をかけてもいけしゃあしゃあとしているが、罪悪感など感じていないのだろうか
例文5.後輩から強引に奪ったゲーム機で、いけしゃあしゃあと遊んでいる
良くない言動をしているのに、なんの恥じらいもなく、反省もせずにあっけらかんとした様子でいる人に対して使います。
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いけしゃあしゃあの会話例
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さっき後輩が部長から呼び出されて注意されているのを見かけたけど全く反省の色が見えなかったな。
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彼はよくミスをして周りを振り回してるけど、そのことをあまり気にしていないように見えるよね。
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どんなに注意されてもいけしゃあしゃあとしていているのを見ると、余計に腹が立ってくるなあ。
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自分が悪いって思ってないんだろうね。
これは悪い印象を持ったときに使われる言葉なので、「叱られても落ち込まずにいけしゃあしゃあとしていて、ポジティブで良い」などといった褒めるような使い方は誤用になりますので注意してください。
いけしゃあしゃあの類義語
何もなかったように平然としているさまを表す言葉に「あっけらかん」があり、これは類義語と言えるでしょう。また「いけ」という強調のための接頭語が付く言葉には「いけ好かない」「いけ図々しい」などもあります。
いけしゃあしゃあまとめ
いかがでしたでしょうか?日常でも使われる事が多いこの「いけしゃあしゃあ」ですが、正しい意味を知らずに語感だけで解釈して誤用してしまわないように、ぜひ意味と由来を併せて覚えておいてください。