「目くじらを立てる」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

目くじらを立てる(めくじらをたてる)

皆さんは「目くじらを立てる」という言葉を使ったことはありますか？一般的な会話でも耳にする事が多い有名な言葉ですが、なんとなくのニュアンスで使用してるという方も実は多いのではないでしょうか。そこで今回は、この「目くじらを立てる」の意味や由来、例文や類義語などをご紹介していきます。

目くじらを立てるの意味とは

「目くじらを立てる」とは、目を吊り上げ鋭く相手を見てアラ探しをしたり、他人の些細な欠点を取り立てて責めたり非難することを言います。

目くじらを立てるの由来

もともと「目尻(めじり)」のことを別名で「目くじり」と言い、それが変化し「目くじら」となりました。そのため「鯨(クジラ)」とは一切関係がありません。また、この「目くじら(目尻)を立てる(吊り上げる)」という表現は、もともとは怒った時の表情を指して使われていましたが、のちに表情だけでなく、責めたり咎(とが)めたりする行動も含む意味合いへと変化していったそうです。

目くじらを立てるの文章・例文

例文1.大した理由もなく目くじらを立てられてしまったので、今後の自分の評価が気になる
例文2.彼女は目くじらを立てて人を責めるところがあるのが欠点だ
例文3.誰に対しても目くじらを立てる人は、なかなか人に好かれる事がない
例文4.そんなに他人に目くじらを立てても、かえって自分の評判を落とすだけだ
例文5.新人が可愛がられているからといって、嫉妬して目くじらを立てるのは良くない
積極的に人のアラを探したり咎め立てるようなニュアンスが含まれているので、ネガティブな印象が強い言葉です。

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目くじらを立てるの会話例

• 

  ここの書類なんですが、こことここも間違ってますよ？どうしたんですか。
• 

  そんなに目くじら立てなくてもいいじゃないですか。ここもここの修正も内容に関係ないじゃないですか。
• 

  そういうことではありません。書体が少しでも違うと気持ち悪いんです。あとここもサイズが違うのでよろしくお願いします。
• 

  なんですか？昨日はおごってくれるっていうからものすごくいろいろ頼んでお金がすごくなったことを気にしてるんですか？

日常生活において特に上司などには目くじらを立てられないように気を付けたいですね。

目くじらを立てるの類義語

「目角を立てる(めかどをたてる)」「粗を探す(あらをさがす)」「揚げ足を取る(あげあしをとる)」なども、相手の欠点を探したり非難することを言った表現で、類義語といえるでしょう。

目くじらを立てるまとめ

いかがでしたか？目尻のことを「目くじら」と呼ぶことは意外と知られていないようなので、もしかすると「くじら＝鯨」を想像していた人も多いのではないでしょうか。どちらかというとネガティブな意味合いの言葉ですので、誤用して人を怒らせてしまわないように、ぜひ正しい意味を覚えた上で使用してください。