金木犀(きんもくせい)
金木犀は、秋になると甘い香りのオレンジ色の花を咲かせて季節の到来を知らせてくれます。日本では街路樹として、また植木として街中や公園でもよく見かける植物で、その花の芳香から強い存在感のある植物です。私たちの生活にも身近なこの「金木犀」ですが、一体どんな花言葉があるのでしょうか。その花言葉の由来なども併せてご紹介していきます。
金木犀の花言葉
金木犀には、「謙虚」や「気高い人」といった花言葉があります。とても香りが強いのに「謙虚」とは少し意外に思った方もいるかも知れませんが、それには芳香さゆえの由来があるようです。
金木犀の由来
「謙虚」という花言葉は、その芳香な香りに反して、小さく控えめな花をつけることから由来するそうです。また「気高い人」という花言葉は、雨が降った時にはその芳香を惜しまずに潔く花を散らせる様子から由来するそうです。
金木犀の文章・例文
例文1.通学路に金木犀が咲き、今年も秋が来たのだと気が付いた
例文2.大好きな金木犀の香りがしてハッと顔を上げる
例文3.金木犀は一度にたくさんの花を咲かせる。それはとても小さくて、鮮やかなオレンジ色をしたかわいい花だ
例文4.金木犀の散り際は、花言葉の通りに実に潔く、気高ささえも感じられる
例文5.黄色い花の金木犀と、白い花の銀木犀がある
金木犀は秋の象徴のような花なので、時期になるとその芳香について話題が出ることも多いのではないでしょうか。
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金木犀の会話例
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最近、会社の近くでも金木犀の香りがしてきたね。
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あの甘い香りをかぐと、今年も秋が来たなって感じるよね。
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でも来週は雨が降る予報だから一気にたくさん散ってしまうんじゃないかって、少し心配だな。
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実はその潔く花を散らせる様子から「気高い人」っていう花言葉がついたみたいだよ。
季節を感じられる会話ですね。このように金木犀の香りに関する会話は、皆さんも一度は経験があるのではないでしょうか。
金木犀の別名
日本では、黄色ではなく白い花を咲かす種類を「銀木犀(ぎんもくせい)」と呼びます。
英語では「osmanthus」と書きます。また、金木犀も銀木犀も含む「モクセイ科」のことを「fragrant olive」といい、他にも「sweet olive」「tea olive」など、いくつかの呼び方があるようです。これらには共通して「olive(オリーブ)」という単語が含まれていますが、実はそのオリーブもモクセイ科の植物なのだそうです。
金木犀まとめ
今回は金木犀の花言葉をご紹介しましたが、いかがでしたか?少し意外な花言葉でしたが、その香りから由来する素敵な意味がありました。皆さんも秋になり金木犀の話題が出た際には、ぜひこの花言葉やその由来などを披露してみてはいかがでしょうか。