認知症カフェ(にんちしょうかふぇ)
認知症の人や家族、知人、専門家以外にも一般の人も入場でき、認知症や介護についての情報を集めたり認知症の予防のための運動などをしたり、交流を深める目的で開かれるもので、2025年問題を抱える日本でも現在かなり注目されています。認知症カフェとはどういうものなのか解説していきます。
認知症カフェの意味
認知症の人とその家族が気軽に専門職や他の参加者に悩みなどを相談したり雑談をして交流を深めることができる場だったり、認知症の人や家族の思いが社会に発信される場、一般市民が認知症の人やその家族と出会う場として設けられ、地域で一体となり認知症になっている本人や家族が安心して生活ができるような場を作り上げる目的で開催されています。
さらに最近では、「認知症予防カフェ」というものも人気が高まってきており、まだ介護を必要としていない人や認知症になっていない人が集まって、相談や雑談、認知症予防のための運動をしながら交流を深める場も設けられています。
認知症カフェの由来
認知症の当事者やその家族、知人、医療やケアの専門職、認知症について気になっている人が気軽に集まって交流を楽しむという目的で、オランダのアルツハイマー協会が臨床老年心理学者と協力して始めたことがきっかけとされています。
2012年から日本でも厚生労働省の「新オレンジプラン(認知症施策推進総合戦略)」で取り上げられ2015年12月までで600箇所カフェを行う場が開設されているようです。
認知症カフェの文章・例文
例文1.来週近所の公民館で認知症カフェをやるらしいので行ってみようと思う
例文2.父が入所している老人ホームは毎月認知症カフェをやっている
例文3.施設で10年働き介護福祉士の資格を持っている姉は認知症カフェの開催地に積極的に足を運んでいろんな人の相談を受けているそうだ
例文4.認知症カフェは家族とか仕事も関係なく一般の人も入れるそうだ
例文5.認知症の祖母が施設の人と協力して認知症カフェを開催した
認知症カフェはオレンジプランにちなんで「オレンジカフェ」とも呼ばれています。
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認知症カフェの会話例
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本日は認知症カフェにお越しいただきありがとうございました!
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こういう場を設けていただいて本当にありがたいわ。
母の様子も見られたし、介護をやってくれてる職員さんがどんな人かも知れて、さらに認知症を持つ母とどう接したらいいかのアドバイスも聞けたので満足です。本当に助かりました。 -
そう言っていただけて光栄です。お母様、いろんな方と交流できて楽しそうでしたね。
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ええ本当に。あんな笑顔久しぶりに見ましたよ。またこの認知症カフェ、やってくださいね。
施設にいる利用者にとっても、新しい風が入り新鮮で楽しい場となるようです。また普段働いていてなかなか相談しづらい介護職員や看護師などにもゆっくり相談することができるので家族、その仕事に興味がある人にとっても有意義な時間となるでしょう。
認知症カフェの類義語
「オレンジカフェ」「認知症予防カフェ」などが挙げられます。
認知症カフェまとめ
老人ホームなどが開催地の場合は介護職員や看護師がメインだと思いますが、地域包括センターや自治体が主催の認知症カフェは地域のボランティア、認知症サポーターなどの専門職以外の人が携わる場合が多いようです。参加費や時間、開催日、内容、目的などは主催者によって違いますが、誰でも気軽に話せる場として設けられているので、近くでやっていたらぜひ寄ってみてはいかがでしょうか。