LTV(Life Time Value)
1:5の法則というものを聞いた事があるでしょうか?これは、新規顧客を獲得するには既存顧客の5倍のコストがかかるというのを表した言葉です。
つまり、ビジネスをやっていくうえで大切な事はいかにして既存顧客をつなぎとめるか=ファンになってもらうかという事です。今回はそんなファン化に関して述べる際には絶対に欠かせないLTVという指標についてご紹介していきます。
LTVの意味とは
LTVはLife Time Valueの略語で、「顧客生涯価値」と訳されます。つまり、1人の顧客が生涯にわたって自社にとってどのくらいの利益をもたらしてくれるかを表した指標になります。
例えば、1人のお客様が年間に50万円の利益をもたらしてくれるとすれば、20年間お客様であり続ければ、LTVは1,000万円という事になります。
当然ながらロイヤルティー(企業への忠誠心とも言える)が高い顧客の方が単価が上がるため、一般的には生涯価値が高くなります。
LTVの由来
冒頭説明したような新規顧客獲得の困難さから注目されるようになった概念で、顧客との良好な関係をいかにして保ち続けるかを示したものになります。特に今後日本の市場においては人口減少も相まって間違いなくマーケットが小さくなるため、重要な指標となっていく可能性が高いです。
LTVの文章・例文
例文1.LTVを意識して長期的な視点で顧客と関わるようにする
例文2.人口減少が騒がれている昨今においては顧客との長期的な関わりが欠かせなくなるので、LTVはますます注目される
例文3.LTVを考える前にいかにして目の前のお客様に対して自分が貢献をすることが先決だ
例文4.LTVを考えると最初の第一印象がその後何年も続くかどうかを決める事を考えれば必然的に身なりを正すのは当たり前になる
例文5.毎回、毎回の訪問時のお客様への対応が今後のLTVを大きく左右する基準となる
今後はLTVを意識した長期的な視点でのお客様とのやり取りが続く事になるでしょうから、今のうちに覚えておいて損はない概念です。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
LTVの会話例
-
あっ今日楽しみにしていたグッズの販売日だった。
-
あの変なバンドのグッズでしょ?どこがいいの?
-
このキーホルダーとかもそうなんだけど、ありそうでなかったデザインでかっこいいんだ。結構人気があるんだよ。
-
グッズにも力を入れて、LTVを意識しているのかもね。
長く愛されるということは、売る側にとっても顧客にとってもメリットが多い良好な関係です。目の前にいる顧客に寄り添う姿勢は、これからの時代ではさらになくてはならないものになるでしょう。
LTVの類義語
LTVの類義語はありません。基本的に生涯までをトータルで考えるという指標はLTVのみだし、また正確な数値に関しては正直その方がお客様でなくなるその時まで分からないというあいまいな点はあります。
LTVまとめ
もちろん目の前の数値目標を追う事は大切ですが、それと同時により先の長期的なお付き合いを意識することが大切であるという事を忘れないでください。
今後は間違いなく重要な指標になってくる概念ですからこの機会にしっかりと覚えていってください。
そして、また長期的な事を考えてばかりで、目の前の事をないがしろにしては元も子もないので、どちらもバランスよくやりつつ良好な関係性を保っていきましょう。