ソブリン債(そぶりんさい)

社債を始めとする債権には、色々な種類があります。このソブリン債もその中の1つですが、その発行元に最大の特徴があります。

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ソブリン債の意味とは

ソブリン債とは、各国の政府や政府機関が発行する債券の総称です。日本には「国債」という国が発行する債券がありますが、もちろんこれもソブリン債の1つとなります。
日本の国債は、原則的に元本が保証されていますが、他国の国債にはそうではないものもあるので、購入の際には注意が必要です。発行元がその国の政府や政府機関だとしても、元本を下回ってしまうリスクのあるソブリン債も存在するのです。
元本が保証されていないソブリン債は、その代わりに利回りが高く設定されています。日本の国債は、10年満期のものでも高くて年率0.1%程度の金利(2018年現在)ですが、アイスランドの国債は、何と5%以上も付けています。しかし、基本的にこの金利が高いほど、元本割れのリスクも高いと考えてください。

ソブリン債の由来

ソブリン債の由来は、ソブリンという言葉に”王”や”君主”という意味があることからです。そのような対象に近い政府などが発行する債券なので、この名前が付いています。
つまり、”各国の発行する国債”を表現する言葉ですが、あまりにリスクの高い(主に発展途上国の)国債は、これには含めないケースがあります。この言葉で呼ばれる国債は、それなりに信用が伴っていないといけません。

ソブリン債の文章・例文

例文1.投資をするなら堅いソブリン債を選ぶのが一番だ
例文2.ソブリン債の安定度はとても魅力だが、さすがに金利が低過ぎる
例文3.元本保証のないソブリン債なんか購入して大丈夫なの?
例文4.ソブリン債がそこまで買い手にとって有利な債権だとは思わない
例文5.次は外国のソブリン債を狙ってみようと思っている
健康保険や公的年金、各種の保険で集められた掛け金は、色々なソブリン債に投資されている(それによって利益を出そうとしている)ケースがほとんどです。その為、一時的には目減りしてしまうこともありますが、極力利益が出せるように運用されています。

ソブリン債の会話例

  • 質問者アイコン

    先輩!ソブリン債について教えて頂きたいんですけど・・・

  • 回答者アイコン

    ソブリン債っていうのは、政府や政府機関が発行または保証を行っている債券の総称のことよ。

  • 質問者アイコン

    へぇ〜、それってどんな商品なんですか?

  • 回答者アイコン

    毎月お小遣いや年金のように分配金を受け取れるタイプの商品ね。

「ソブリン債」について、後輩が先輩に聞いている様子です。ソブリン債はあくまで投資信託なので、分配金や元本は変動するものであることを理解する必要があります。

ソブリン債の類義語

このソブリン債は、各国の国債をまとめた総称なので、類義語はそのまま「国債」です。日本以外の国債のことを「外国債」と呼び、それと区別しています。各国の国債には世界的な格付けがされており、それが高いほど安心感があり、利益率も高いと考えてください。(それらを総合的に、第三者的な立場から見た判断です)
日本の国債は、2018年現在、世界で30位前後という位置付けです。安心感こそ評価されているものの、金利が低いことがネックで、高い順位にはランクされていません。

ソブリン債まとめ

ソブリン債はその発行元から、あらゆる投資対象の中でも堅いと考えていいでしょう。しかし、金利だけで選んでしまうとリスクが高くなる為、購入の前に、先の世界の国債格付けを是非参考にしてください。

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