ゴールデンクロス(golden cross)
世界中から資金が流入し、日々活発なやり取りが続く株式市場。株の価値を示す数値は、景気の動向を表す指標でもあるため、その動向は常に記録され続けています。株式やマーケットに関心がなくても、やり取りの様子、数値の変動を一度は目にしたことがあるはず。変動し続ける株価は、チャートというグラフで表されますが、そこには一種の法則性があると考えられています。その法則の1つとされるのがゴールデンクロスという現象です。
この記事の目次
ゴールデンクロスの意味とは
株は投資の対象となっていますので、安く買って高く売るというのが取引の基本です。しかし、その価値は絶えず変動し続けるため、売買タイミングを見極めるのは至難の業。それを出来るかぎり適切なタイミングにするには、チャートを読み解き、市場の動きを予想しなければいけません。
ゴールデンクロスは、チャートの動きの中でも、株価の値上がり傾向を示すシグナルとして名付けられたもの。この動きが見られたときは、一般的には株を購入するチャンスとされています。
ゴールデンクロスの由来
ゴールデンクロスは、アメリカの投資家ジョセフ・グランビルが見出だした グランビルの法則で紹介された現象です。ジョセフは自身が生み出した法則を利用し、チャートの動きを読み解き、巧みに利益を確保しました。その技術論は今日でも受け継がれていて、売買の指標として参考にされ続けています。
ゴールデンクロスの文章・例文
例文1.投資家に憧れるのなら、ゴールデンクロスをはじめとしたグランビルの法則を学びなさい
例文2.お得に株を手に入れたいのなら、ゴールデンクロスのシグナルを読み取れるようになるべきだ
例文3.ゴールデンクロスは確かに取引の指標だが、それに頼りきりではだまされてしまうよ
例文4.ずっと低調な持ち株だが、そろそろゴールデンクロスが訪れて上昇傾向に転じてほしい
例文5.ゴールデンクロスの読み解きは業績だけではなく、人心も関係してくるので勝負勘も必要となるね
株の上昇タイミングを示すゴールデンクロスですが、一定の法則性が見られるとはいえ、絶対的なものではありません。株価の上昇下降は、多くの人々の思惑、各国の経済状況、日々起こる事件など多様な要素で容易く変動するものです。株の取引に手を出したいのなら、ゴールデンクロスだけではなく、様々な技術論を学ぶべきといえます。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
ゴールデンクロスの会話例
-
この間の投資で、ゴールデンクロスになったと思ったからたくさん買ったんだけど…
-
(この話の流れだと失敗しちゃったのね。)
-
なんと予想が的中して、すごい当たったんだ!すごいだろー
-
私の配慮を返しなさい。
必ずしもゴールデンクロスになったからと言って価格が上昇するとは限りませんが、可能性が高いという事を覚えておくといいでしょう。
ゴールデンクロスの類義語
類義語はありませんが、対義語としてデッドクロスという株価の下降を示す現象があります。一般的には持ち株を手放し、利益確定を行うシグナルとされていて、ゴールデンクロスとは兄弟関係のように扱われています。もちろんこちらもその変動幅は様々な要因が絡み合うため、読み取りには日々の情報チェックが欠かせません。
ゴールデンクロスまとめ
ゴールデンクロスは、株の値動きに対する現象を言い表す語句ですが、その概念は何気に日常生活でも役立ちます。自身に起こる変化を客観的に見極め、積極的に攻めに転じたり、引いて損を最小限に抑えたりなど活用可能なのです。株式やマーケットに関心がなくても、人生で起こる変動に対する対処方法の1つとして、覚えておいても損はありません。