リバースモーゲッジ(reverse mortgage)
人生80年を飛び越えて、いまや人生100年といわれる時代。当てにしていた年金も少なく、長い老後の暮らしに不安を覚える方も多いのではないでしょうか?若い頃と同じように働くことのできない年齢と体調では、どんなに焦っても資金は減っていくばかり。
このようなときに検討したいのが、リバースモーゲッジという高齢者向けの融資制度。自宅の所有が条件となりますが、住まいを担保に、住み続けながら老後の資金を借り入れられる仕組みです。
この記事の目次
リバースモーゲッジの意味とは
自宅に住み続ける権利を失うことなく、住まいを担保に融資を受けられるのがリバースモーゲッジです。制度の大きな特徴の1つといえるのが、契約終了または借り手の死亡に合わせ、自宅を処分して返済を行うこと。もちろん現金での返済も可能なのですが、基本的には不動産に処分により対応することになります。天国に現世の自宅は持ち込めませんので、高齢者向けの合理的な融資制度といえるのではないでしょうか。
リバースモーゲッジの由来
言葉の由来を考えるのなら、まずモーゲッジという語句を理解しなければなりません。モーゲッジは、英語のmortgageからきていて、抵当・担保といった意味合いを持ちます。担保は、通常の仕組みであれば、年月が経つにつれ返済が進み、借り入れた金額が減っていくものです。しかし、リバースモーゲッジの場合は、リバースの言葉が示す通り、年月の経過で借り入れ金額が増加します。長期的かつ定期的な借り入れが可能なため、高齢者の生活資金として活用できるのです。
リバースモーゲッジの文章・例文
例文1.リバースモーゲッジを利用して老後の資金不足をカバーする
例文2.人生100年時代に備えて、リバースモーゲッジの導入を検討してみた
例文3.持ち家があったのなら、絶対にリバースモーゲッジを利用したかったのに
例文4.リバースモーゲッジを上手に活用して、豊かな老後の生活を手に入れたい
例文5.暮らしに余裕ができたのは、リバースモーゲッジを上手に活用したからだよ
便利に感じるリバースモーゲッジですが、お金を借りる以上、甘い話ばかりではありません。たとえば、契約以上に長生きしてしまい、返済できずに自宅を失ってしまうなど、リスクが存在するのです。利用するのなら、先々のことをよく考えた上で契約を結ぶ必要があります。
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リバースモーゲッジの会話例
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これからの老後のことを考えると、資金調達とかどうしようかと思っちゃうね。
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確かに。でも、心配ならリバースモーゲッジも考えてみたほうがいいと思うわ。
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そうだね。まずはどんなものがるのか知ってみないと選択できないし、調べてみよ。
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あなたまだ30にもいってないのに…早いと思うんだけど。
リバースモーゲッジのような資金調達法は他にもあるかもしれません。調べてみるといいかもしれませんね。
リバースモーゲッジの類義語
自宅を活用した類似の制度として、リースバックというものがあります。こちらは自宅を売却したあと、売却先と契約を結び、売却益と賃貸として住み続ける権利を得る仕組みです。リバースモーゲッジでの借り入れより、大きな売却益を得られる可能性があり、使用用途も自由という特徴があります。
リバースモーゲッジまとめ
人生100年という史上前例のない長寿社会を豊かに過ごすには、やはり資金が豊富である方がいいに決まっています。働く場が少なく、若い頃と同じようにいかない現状では、老後における資金調達はいかに資産を上手に活用するかです。条件面などの制約はありますが、リバースモーゲッジを賢く利用することで、生活に余裕が生まれるのではないでしょうか。