弱きを助け強きを挫く(よわきをたすけつよきをくじく)
この言葉は、正義の味方などに当てはまります。あなたの周りにはいませんでしたか?正義の味方のように、正義感の強い人が。そして、この言葉の由来はなんと歌舞伎からきているのです。今回はそんなこの「弱きを助け強さを挫く」という言葉について解説します。
この記事の目次
弱きを助け強きを挫くの意味とは
弱きを助け強きを挫くの意味とは、任侠道の本質である弱い人を助けて救い、強い権力者や為政者に対しては果敢に立ち向かい現状を変革しようとしていく心意気を表す意味の言葉となります。
ことわざと理解をしている人も多いですが、任侠道の精神を表す言葉と理解をしておくといいでしょう。
弱きを助け強きを挫くの由来
元々は歌舞伎において、「河竹黙阿称」川中島東都錦絵一二幕より舞台台詞として使用されたというものが出典にあります。
任侠道や武士道精神を表した言葉として、たくさんの人から共感を得ることによって、現代まで定着しています。
弱きを助け強きを挫くの文章・例文
例文1.今の極道は弱きを助け強きを挫くことを忘れて、悪事のみ働いている
例文2.学生時代に先生へ弱きを助け強きを挫くと思い、意見したことがある
例文3.私の好きなタイプは弱きを助け強きを挫くようなヒーローだ。
例文4.その時代劇小説を読み終えた時、私は弱きを助け強きを挫くということの大切さがわかった
例文5.現代においては弱きを助け強きを挫くより、自分の努力で解決することが望ましいと思う
日常で使うことは少ないですが、日本人として覚えておきたい風情ある言葉です。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
弱きを助け強きを挫くの会話例
-
近所のお金持ちの家に泥棒が入ったらしいよ。君も気をつけた方がいい。
-
僕の家には取られるお金はないよ。あるのは米くらいさ。
-
それはかわいそうだね。彼は悪いことをしていたらしく、沢山お金があったらしいね。
-
弱きを助け強きを挫く精神で僕にも還元してくれないかな。
弱きを助け強きを挫くような場面はドラマやアニメでもよく使われていますね。
弱きを助け強きを挫くの類義語
弱きを助け強きを挫く類義語として、「勧善懲悪」「弱い者の味方」「正義の味方」などが挙げられます。
弱きを助け強きを挫くまとめ
弱きを助け強きを挫くの弱いものが虐げられている様子や横暴な権力者の描写は日本の歴史的背景にとても影響されている慣用句だと思われます。その為、国民的にも非常に共感され、現代にまで使用されています。
また、弱き者を助けることはとても評価されるべき内容であり、強い権力を持っている人に対して意見を述べたり批難することはとても勇気が必要になります。
このような任侠道の精神からも学べることが多くあります。このような言葉をほかにも調べてみてはいかがでしょう。