「場当たり」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

場当たり（ばあたり）

全国一斉の休校要請を打ち出した政府でしたが、その対応策は場当たり的だという意見が多く、国民の非難を集めています。この対応策については、専門家の意見を聞かず内閣主導で行ったことや、この対応策について事前に全国の教育機関に通告していなかったことなどが問題になっています。
今回は、この「場当たり」という言葉について詳しく見てみましょう。

場当たりの意味とは

場当たりの意味とは、「計画性もなく、目先の効果だけを考えたその場の思い付き」などの意味があります。

場当たりの由来

もともとは、演劇などの芝居などにおいて、裏方のきっかけがないところはどんどん飛ばしていくことを指しています。この意味からどのようにして上記の意味に転じたかはわかりませんが、もととなった稽古での意味は先の意味になりますので、違いに注意しましょう。

場当たりの文章・例文

例文1.場当たり的な総理の発言に国民は振り回されている。
例文2.場当たり的な発言ばかりの人は、その発言に責任を持てない。
例文3.この場当たりな態度ばかり出ている人は、責任が本当に持てるのか疑問だ。
例文4.場当たりなその場その場の口から出まかせを言うことは信頼を損なっている。
例文5.場当たりな態度をしている人にとって誠実とは無縁だろう。
場当たり的な態度をとっている人は多大な影響を与える場合があるので、大きな損害にならないように気を付けましょう。

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場当たりの会話例

• 

  今回の新型コロナウイルスについての対応策で、クラスターを形成しないためにも一斉休校の要請をします。
• 

  では、その間の学業などについてはどうなされるのでしょうか。また、とも働きなどの人はその間の休みに関して補償するのでしょうか。
• 

  具体的な方策につきましては、これから慎重に会議し、その結果またご報告いたします。
• 

  そんな場当たりな方策を許すわけにはいきません。もっと慎重に会議して結論すべきです。

場当たりな発言などに対して混乱するのはいつも現場ですね。

場当たりの類義語

場当たりの類義語として、「その場限り」「思い付き」などがあげられます。

場当たりまとめ

今回の一斉休校によって、さまざまなところで混乱が生じています。休校をするところも、そうでないところもあり、対応には各自治体の判断にゆだねられています。そんな対応だからこそ、国民は不安に思い、さまざまな情報に過敏になっています。
最近の家庭紙の買い占めなどからもわかるように、毅然とした政府の対応が今求められています。