推敲(すいこう)
「推敲」という言葉をご存知でしょうか?文章を書く機会が多い方は聞き慣れた言葉かもしれません。この推敲を何度かしていく事で文章の起承転結が正しくまとまり、読みやすい文章になっていきます。今回は「推敲」について詳しくご紹介していきます。
推敲の意味とは
「推敲」とは文章や詩をより良いものにするため表現や語句を何度も練り直していくことを指す言葉です。
特に作家やライターなど、文を書くことを生業にしている人にとってはこの推敲も非常に重要な仕事の一つであると言えるでしょう。
推敲の由来
「推敲」という言葉は昔、中国である詩人が詩を書いていたところ、詩の中の一文に使われている「推す(おす)」という言葉を「敲く(たたく)」にすべきか迷っていたところ、有名な詩人から「敲く」の方が良いと言われたことから生まれた故事成語です。
昔は詩を書くときに使われていた言葉ですが、現代では様々な文章全般で使われている言葉です。
推敲の文章・例文
例文1.この論文はまだまだ推敲の余地があります。
例文2.推敲を重ねることで文の構成がより良いものになるでしょう。
例文3.小説の推敲に悩んでから一週間がたった。
例文4.作文を提出したら先生にもっと推敲するよう言われた。
例文5.文章が完成したが、ここからさらに推敲を重ねようと思う。
考え練り続けることでよりよいものが生まれるので、推敲は重要な工程であると言えるでしょう。
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推敲の会話例
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仮提出してくれた卒論を読みました。素晴らしいと思います。
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ありがとうございます!
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しかし、まだまだ推敲の余地があります。本提出までに推敲を重ね、より良い論文に仕上げてください。
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精一杯頑張ります!
相手に伝わるような言い回しや表現を考えることは大切です。
推敲の類義語
「推敲」と関連する言葉には「校正」「校閲」「添削」などがあります。
推敲まとめ
今回は「推敲」について詳しくご紹介しました。「推敲」はあくまでも、文の言い回しや言葉の表現などを何度も練り直す作業であり、文章をつづる際、この「推敲」という作業はとても重要なものです。皆さんが当たり前の様に目にしている本や雑誌の記事などもライターや編集者の人が何度か推敲をした上で完成度の高い文章となっています。そういった所を意識して見てみるのもいいかもしれませんね。