ハンコ出社(はんこしゅっしゃ)
「ハンコ出社」という言葉をご存知でしょうか?新型コロナウイルス感染拡大に伴い、テレワークや在宅勤務が始まる一方で、問題となっているのが「ハンコ出社」です。今回は「ハンコ出社」について詳しくご紹介していきます。
ハンコ出社の意味とは
「ハンコ出社」とは、印鑑(ハンコ)を押すために出社することをいいます。他に業務がないのにそれだけの為に出社する事を指します。
ハンコ出社の由来
「ハンコ出社」という言葉が使われるようになったのは、昨今の新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により緊急事態宣言がなされ、在宅勤務やテレワークが広まる中、契約書などの社内文書に印鑑を押すためには、どうしても出社しないといけないという問題が多くの企業で発生したことから使われるようになった言葉です。
近年では、契約書などの重要な文書の電子化が進んでいますが、インシデント防止のため会社の印鑑を外に持ち出すことができないなどの理由からハンコはいまだに電子化できずにいる企業が多いのが現状です。
また、ハンコや手書きの署名が要らず、インターネットを経由して書面をやり取りする「電子契約」というものがありますが、国内での普及率は半数にも満たないと言われています。
ハンコ出社の文章・例文
例文1.今日から在宅勤務が始まったが、来週はハンコ出社をしなければならない。
例文2.ハンコ出社がネックになり、なかなかテレワークに切り替えることができない。
例文3.外出自粛要請が出ている中、ハンコ出社をする。
例文4.押印担当なので、週1でハンコ出社をしている。
例文5.ハンコ出社をなくすために、電子契約を導入した。
在宅勤務やテレワークを導入したことでハンコ出社は問題になりました。
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ハンコ出社の会話例
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コロナの影響で先週から在宅勤務が始まったよ。
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わたしも今月からずっと在宅勤務だよ。でも、来週はハンコ出社しないといけないの。
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へえ、大変だね。僕の会社は電子契約を導入しているから、ハンコ出社はないんだ。
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そうなんだ。わたしのところもこれを機に導入してくれるといいんだけど。
これを機に電子契約を導入する企業も少なくありません。
ハンコ出社の類義語
「ハンコ出社」と関連する言葉には「在宅勤務」「テレワーク」「リモートワーク」「電子契約」などがあります。
ハンコ出社まとめ
今回は「ハンコ出社」について詳しくご紹介していきました。
政府が在宅勤務(テレワーク)要請をする中、「ハンコ出社」が障壁になっている問題は多くの企業で起こっています。
また、この問題について竹本直一IT担当大臣は「テレワークでハンコ出社が障壁になるのは、民間の企業同士の話で、国がこの問題に介入する考えはない」という旨を発言したことでも「ハンコ出社」という言葉は話題になりました。
これを機に「電子契約」の普及率が高まるかもしれません。