超過死亡(ちょうかしぼう)
昨今の新型コロナウィルス騒動で目にすることが多くなった「超過死亡」という言葉について解説していきます。かなり専門的な用語を使って説明している事が多いですが、実は単純な意味ですので最後まで読んでみて下さい。
超過死亡の意味とは
「超過死亡」とは単に、予測された死亡者数と比較して増加した死亡者数の事を指します。
超過死亡は感染症が流行した際に社会に与える影響の大きさ(インパクト)をみる指標に使われる事があります。皆さんが最近目にしている「超過死亡」とう言葉は新型コロナウィルスがどれだけ社会に影響を与えているかという指標を表す為に使われています。
要は、新型コロナウィルスによりどれだけこの超過死亡者数が増えたかということです。
例えば、あり得ない話ですが新型コロナウィルスは簡単に直り治療薬もあって100%治癒する感染症だった場合、死亡者数=超過死亡者数となります。
超過死亡の由来
超過死亡の由来は、言葉の通り予測を「超過」した「死亡」者の事です。また英語では「excess death」「excess mortality」と表現されます。そして東京都では2020年1月-3月の死亡数が過去4年の平均より0.4%下回った事は新型コロナウイルスが世界的に拡大している中、非常に驚くべき事であると諸外国から注目されています。
超過死亡の文章・例文
例文1.新型コロナウィルスによる超過死亡者数は増える一方だ
例文2.超過死亡者数は社会感染症が社会に与える指標の一つになる
例文3.超過死亡数がこれ以上増えなくなると良いのだけれど
例文4.超過死亡者は年々減少傾向にある
例文5.災害により、超過死亡者数が一気に増加した
世間に取り上げられるのは、今回の新型コロナウィルス騒動のように感染症が流行したときの社会に与えた影響を表している側面での使われ方が多いので、勘違いされがちですが意味でも説明したとおり、単に超過した死亡者数の事を表しています。
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超過死亡の会話例
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最近新型コロナウィルスによる不幸なニュースが多いね。
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そうだね。超過死亡者早くワクチンが出来上がると良いね。
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まさかこんな事になるとは思ってなかったもんね。。。
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感染症は予想ができない部分も多いから超過死亡者数もどんどん増えていくね。
超過死亡を知っておく事で新型コロナウイルスの死亡数との因果関係が理解できるでしょう。
超過死亡の類義語
「超過死亡」の類義語としては、超過死亡の増減の割合を表す「超過死亡率」があげられます。
超過死亡まとめ
今回は超過死亡について解説しました。今回の新型コロナウィルスで扱われている事から感染症と絡めた難しい言葉だと思っている方が多いですが、意味としてはとても単純な意味の言葉です。
感染症が社会に及ぼす影響の指標として使われる際に、影響の定義などは難しく純粋にその感染症により死亡したのかどうかの判断は容易ではありません。こちらの国立感染症研究所のHPに詳しくのっていますので、正確に知りたい方はこちらを見て下さい。