白タク(しろたく)
白タクが増えてきているというのが問題になっているのをご存じでしょうか?日本ではタクシーは「一般乗用旅客自動車運送事業」という法律があり、新規参入は簡単ではありません。しかし、そういった法律がありながら「白タク」という商売が成り立っている背景やその存在意義についても詳しく説明をしていきたいと思います。
白タクの意味とは
白タクの意味とは一般車両(乗用車)に割り振られている白いナンバーでタクシー業務をしている事を指します。通常のタクシーは事業用(営業車)の場合は緑ナンバーになりますが、そういった許認可をうけずにタクシー業務を行っているのが白タクです。
また一般車両の白ナンバーで送迎サービスを行って、料金及び対価をもらうのは「道路運送法」に違反していますが、ドライバーは罰則が適用されても乗客には罰則が摘要されない事、そしてルールに縛られることなくフレキシブルに対応が可能な白タクの方が利用者にはメリットもあり、摘発が難しいのが現状です。
白タクの由来
白タクの由来は、白い自家用車用のナンバーでタクシー業務をしている所から来ています。
またタクシーの運転手は本来二種の運転免許が必要ですが、白タクの場合は通常の運転免許と車さえあれば可能で、ここ最近ではなく昔から存在していました。
最近は欧米でUberなどが流行っている事もあり、白タクにも注目が集まっている状況です。
白タクの文章・例文
例文1.白タクは深夜でも便利に使えて、利用者からの受けはよい。
例文2.Uberで決済が完了して、使い勝手がいいため、海外ではいわゆる白タクはかなり普及している
例文3.白タクの摘発は現実的にはかなり難しく、警察も手をこまねいている。
例文4.白タクの摘発が難しい裏には金銭授受の現場を抑えることにある。
例文5.最近ではインバウンドできた外国人向けに同じ国の外国人がやっているケースもある。
白タクは法律的には違反にてなってしまいますが、いい落としどころを探して、運用がされると利用者の利便性も向上する可能性がありますね。
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白タクの会話例
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この前、警察が検問をやっていて車で通ったら、後部座席に嫁のお義父さんを乗せてたら、白タクと間違えられたよ!
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そんなことあるんですか?私は間違えられた事は一度もありませんよ!
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普通は2人で車に乗るときは、運転席と助手席だけど、たまたま後部座席に座っていて会話もなかったから怪しまれたみたい。
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一時期は日本もインバウンドが好調だったので、その時は外国人の人が白タクをやっている事も多かったそうですね。
運転していて、検問に引っかかって白タクに間違えられたケースの会話ですが、警察も確信があって聞いている訳ではないので、問題にはならなかったという事でしょう。
白タクの類義語
白タクの類義語としては、「ライドシェア」になるでしょう。またタクシーに関連する言葉ですと最近は「介護タクシー」や「定額運賃タクシー」「女性専用タクシー」などもあり、サービスの幅が広がっているようです。
白タクまとめ
日本にUberの様な配車アプリが認められないのは、関連団体の利権と業界保護も関係していると言われています。一時期、国としては大量にタクシーを増やした経緯もあり、そういったタクシーが一定水準以上稼げる様にすることと利用者の安全確保を掲げていますが、そういった過去を踏襲するだけでなく規制緩和をしてサービスの向上や利便性向上につなげていくことも重要ではないでしょうか。