アバンギャルド(avant-garde)
アバンギャルドの意味は前衛的で最先端をいく人、アートの世界では革新的なものや実験的なものを指す言葉となります。一般生活で使うというよりはアートの世界でも音楽や映画、演劇、ファッションなどの分野において広くつかわれる言葉であり、それがメディアを通じて認識された言葉と言えます。今回はアバンギャルドについて、言葉の意味や言葉の由来、成り立ちまでわかりやすく解説をしていきます。
アバンギャルドの意味とは
アバンギャルドは元々フランス語で「前衛部隊」を指す言葉であり、そこから派生して、芸術の分野では今まで誰もやった事がないような革新的なものや作品、実験的なものや作品をアバンギャルドという括りで呼ぶようになりました。またアバンギャルドが元々軍事用語であることから、権力などに挑戦する様な姿勢や取り組みも含んでいます。
アバンギャルドの由来
アバンギャルドの由来は政治的な意味合いを強く持つものとして、フランスの社会的主義思想家である、アンリ・ド・サン・シモンの『新キリスト教』によって最初に使われたとされています。ここから時代を経て、今の意味を持つようになり、1960年代は世界的に戦後からの復興から経済成長が始まり、アバンギャルドが最も盛り上がった時代となりました。
アバンギャルドの文章・例文
例文1.前衛音楽もまたアバンギャルドの一つとして数えられるだろう。
例文2.彼女のファンションセンスはアバンギャルドすぎて大衆には理解されない。
例文3.時代が追い付かない程のアバンギャルドな作品は世の中に多く存在する。
例文4.アバンギャルドな作風が評価されるのは、世の中の風潮とタイミングも重要だ。
例文5.これだけの文化が積みあがってきた中でもアバンギャルドな作品を発表するアーティストは尊敬に値する。
アバンギャルドという言葉がアートの分野で使われる事が多い為、例文もファッションや音楽、美術の話が中心となっています。
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アバンギャルドの会話例
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この間、全身キラキラしたファッションをした人を街で見かけて、おもわず振り返ってしまったよ。
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中々、私たちには理解が出来なくても、アバンギャルドなファッションをしている個性的な人はいるよね。
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トレンドになるかどうかはまた別の問題として、ファッションは自分が楽しければそれでいいからね!
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そうよ!周りに迷惑をかけずに、TPOをわきまえていれば、何の問題もないんだよね!
アバンギャルドなファッションをした人を見かけた際の会話になります。
アバンギャルドの類義語
アバンギャルドの類義語としては、「ニューウェーブ」「前衛派」などがあげられるでしょう。
アバンギャルドまとめ
アバンギャルドもそうですが、人間はなかなか新しいものや見たことがないものを認めたがりません。しかし、そういった中にこそ進化や文化が作られていくのです。今でこそ当たり前になっているスマートフォンも発売当初は日本では回線事情もあって中々普及しなかったものの、今やなくてはならないデバイスとして生活の中の一部に組み込まれています。いつの時代も変化や革新をもたらすのは、そういった前衛的な発想であり、行動なのかもしれませんね。