背水の陣(はいすいのじん)
追い込まれた状況や、どうしてもやらなければいけないそういったシチュエーションが訪れることもあるでしょう。そういった時に背水の陣という言葉を使うことがありますが、背水の陣の意味や由来使い方などについて解説をしていきます。
背水の陣の意味とは
背水の陣の意味は、もう後がない状況下において決死の覚悟を持って行動することです。
「背水」は背中に水がある状況、振り向けば後に川や海、湖などが広がっている状況で逃げることができない、後ろに下がることができないと言うことを意味します、「陣」は兵隊を配置することとなります。戦地において、逃げ道がない状況は非常に困難であり、危険な状況ですが、それを乗り換える為の精神的な部分を指しいると言えるのではないでしょうか。
背水の陣の由来
背水の陣の由来は、漢と趙との戦いで劉邦の部下の韓信(かんしん)が兵士たちをあえて、川を背にした人を取らせることで、負ければ生きられないと言う状況を作り出し、決死の覚悟で戦い見事勝利を収めたというところから来ています。当時は味方の兵士を追い込むと同時に相手を油断させる心理的作戦でもあったでしょう。
背水の陣の文章・例文
例文1.大学受験まであと一カ月背水の陣の覚悟で勉強する
例文2.夏休みの宿題がまだ終わっていない、背水の陣で取り組む
例文3.背水の陣の覚悟があれば、多くの問題は解決する
例文4.0-2となった時から背水の陣で攻撃にでた結果、逆転が出来た
例文5.勝負所では背水の陣の気持ちで取り組む事が重要だ
背水の陣は気持ちの持ちようや覚悟の表れを、表現する言葉です。日常生活や文章をニュースいろいろなところで使われる言葉ですのでしっかりと覚えておくべきでしょう。
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背水の陣の会話例
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今日A君と一緒にカラオケ行くんだけどお前も来ないか?
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何言ってるの、朝明後日テストだよ?勉強しないとやばいんじゃないの?
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明日まとめてやんの!直前じゃないとやる気でないからな
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背水の陣もいいけどそれじゃ多分間に合わないよ?
背水の陣を用いた会話の例になります
背水の陣の類義語
背水の陣の類義語は、「絶体絶命」や「孤立無援」、「崖っぷち」「前門の虎後門の狼」などが挙げられます。
背水の陣まとめ
中国故事では日本でも今なお使われている四字熟語やことわざというのが多くあります、今回はその中でも背水の陣について詳しく説明をしました。戦術や戦略の一環として、背水の陣が使われましたが、戦地での士気は非常に重要である事がわかる言葉です。現代においても、自分自身の覚悟を決めることで問題を乗り越えていくための活路が開けるのではないでしょうか。