割鶏牛刀(かっけいぎゅうとう)
割鶏牛刀とは、些細なことを処理するのに、大袈裟な手段をとることです。例えば、ものにぶつかってしまい手を少し擦りむいてしまっただけなのに、命に関わる一大事だと思って病院にいくなどといったことに対して使われます。私達が日常生活をしていれば、そんな場面に出くわすこともあると思います。今回は、そんな割鶏牛刀について使い方を解説していきます。
割鶏牛刀の意味とは
割鶏牛刀の意味とは、些細なことを処理するのに、大袈裟な手段をとることです。大げさな手段をとっている様子をありありと表すことができます。
割鶏牛刀の由来
割鶏牛刀の由来は、鶏を切るのに牛を切るような大きな包丁を用いたことにあります。このことから転じて取るに足らないことに対しても、大袈裟な手段をとることを表す言葉として使われるようになったと考えることができます。
割鶏牛刀の文章・例文
例文1.これくらいのことで私に助けを求めないでよね。割鶏牛刀だわ。
例文2.たった数十メートル移動するためだけに、車を使うのは割鶏牛刀である。
例文3.彼は心配性で、些細なことでも大事にしてしまう。まさに割鶏牛刀である。
例文4.割鶏牛刀ではなくて、問題に対して適切な手段で解決するのが一番効率がいいだろう。
例文5.思いやりがあって、彼はいつも割鶏牛刀な手段をとってしまうが、その甲斐あって周りからの信頼は厚い。
これらから割鶏牛刀という言葉は、大袈裟な手段をとる様子を表すのにもってこいです。
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割鶏牛刀の会話例
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明後日はお出かけをする予定だったね。朝も早いし、寝坊することがないといいね。
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そうだね。そのために僕は今日も早く寝ようと思っているよ。明後日寝坊しないように睡眠を取るためにアイマスクも買ったし、新しくベットも買い替えたんだ。
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それはいくらなんでも大袈裟すぎやしないかい。まさに割鶏牛刀とはこのことだよ。
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いいんだよ。それだけお出かけを楽しみにしてるってことじゃないか。
これは、お出かけをする前々日に話しをしている様子です。
割鶏牛刀の類義語
割鶏牛刀の類義語には、「割鶏牛刀」「御大層」「潤色を加える」などがあります。
割鶏牛刀まとめ
映画やドラマ、アニメなどのフィクション、エンターテインメントなどは人を楽しませるため、大袈裟な演出をすることがよくあります。演出が派手な方が見ているオーディエンスも楽しむことができるからです。そんなときには、割鶏牛刀という言葉を使うことができるのでこれを機に覚えておくといいと思います。