憚る(はばかる)

憚るは「遠慮する、気兼ねする、幅を利かせる、はばむ」などの意味があります。同じ言葉でも、意味が反対の事を指していて理解しにくいですよね。そこで、憚るの意味や使い方を交えながら解説していきます。

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憚るの意味とは

憚るは「遠慮する、気兼ねする、差し控える」など、謙遜する姿勢を表す言葉でもありますが、一方で「幅を利かせる、威張る、はびこる、いっぱいに広がる」など反対の意味をもっています。多い使い方としては「人目を憚る」「憎まれっ子世に憚る」などが使われているので、合わせて覚えておくといいでしょう。

憚るの由来

残念ですが、「憚る」の由来については分かっていません。ですが、一説によれば「阻む」が語源ともされており、「阻む」は「積み重なる丘」を意味し、行く手を阻むから転じて「憚る」になったとされています。ですが、真偽は定かではありません。

憚るの文章・例文

例文1.トラックが道に憚っていて通れない。
例文2.隣のクラスの彼、いつも憚っていて苦手。
例文3.取引先と電話する時くらいは、もっと憚った態度をした方がいいと思う。
例文4.彼女は人目を憚ることなく、派手な服装で出て行った。
例文5.自己紹介する時は憚るだけではいけない。
憚るは、使い方や受け取り方で大きく意味が違ってくるので、気を付けないといけませんね。

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憚るの会話例

  • 質問者アイコン

    この前「恨まれっこ世に憚る」ってクイズ出されたんだけど、全然意味が分からなくて。どういう意味か知ってる?

  • 回答者アイコン

    それ、この前テレビでちょうどやってたよ。「恨まれっ子ほど、世間では幅をきかせてのさばっている」っていう意味だよね。

  • 質問者アイコン

    そういう意味なんだね。確かに中学校時代は悪い人達ほど憚っていたかも。

  • 回答者アイコン

    昔の人は、よくこんな言葉考えたよね。でも、裏を返せばいつの時代も人は変わってないってことだね。

最近ではあまり使われなくなってはいますが、一般常識として知っておいても損はない事が分かります。

憚るの類義語

憚るの類義語として、「人目を気にする」「気兼ねする」「のさばる」などがあげられます。

憚るまとめ

「憚る」の解説はいかがだったでしょうか?日常会話ではあまりなじみがない言葉なので、使う際には十分に注意して使っていきましょう。

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