「不躾」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

不躾(ぶしつけ)

「不躾」とは、「無礼なこと」や、「相手に対して敬意を払う作法を理解していないこと」といった意味です。礼儀を知らない人や、遠慮のない行動をする人のことを指しています。「露骨」や「唐突」という意味も含まれていて、急なことで相手が驚いて、無礼になってしまうようなことにも「不躾」が使われます。

不躾の意味とは

「不躾」の意味は、以下の通りです。
(1)相手に対して敬意を払う作法を理解していないこと
(2)失礼なこと
(3)無礼なこと
(4)無作法なこと
例として、相手に対して何か手間をとらせてしまうときに「不躾ですが～」と使ったりします。
万が一、目上の人間に「君は不躾な人だね」と言わせてしまったときには、失礼なことをして怒らせている場合がありますので、「不躾」と思われないような行動をとらなればなりませんね。また、「躾」は「しつけ」と読みますが、「～でない」や、「～しない」といった意味の「不」が「躾」に付いて、「躾のなっていない人」といった意味となります。

不躾の由来

「躾」の漢字は、中国から来たものではなく、日本人が作り出した漢字です。「身を美しくする」「礼儀作法を身に着ける」といった意味を表しています。

不躾の文章・例文

例文1.息子の友人は、勝手に家に入ったり、冷蔵庫を開けたりと不躾な子だ。
例文2.あの生徒は不躾で、先生に対しての礼儀が全くなっていないから、その生徒の親に相談する。
例文3.旦那の同僚は夜中まで家でお酒を飲み、騒いでいて不躾な人だ。
例文4.まことに不躾ではありますが、明日の期限に間に合いそうもないため納期を遅らせていただきたくご連絡させていただきました。
例文5.あの友人は、後輩に対しては不躾な態度をとっているが、先輩に対してはヘコへコしている。
「不躾」を使った例文となります。

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不躾の会話例

• 

  ただいまー！このあと、○○君が遊びに来るんだけど大丈夫かな？
• 

  おかえりなさい。いつも一緒に遊んでいて仲が良いわね。うちに来るのは良いんだけどね～…。
• 

  だめかなぁ？お母さん、あの子のこと嫌いなの？
• 

  そんなことないわよ。いつも笑っていて明るい子だと思うわ。ただ、不躾なところがあるから、心配なだけよ。

「不躾」を使った会話例となります。

不躾の類義語

「不躾」と関連する言葉には「無礼な」「態度が大きい」「無作法な」「偉そうな」「不遜な」「ふてぶてしい」などがあります。

不躾まとめ

不躾な人間に育たないように、子供にはきちんと躾をしなければなりませんね。
「不躾」と思われないように、日々身の回りのことには気を付けたいところです。