問屋の只今(といやのただいま)
「問屋の只今」とは、「約束の期限を守らないこと」を意味しています。返事はいいが、口だけで、実行できない人のことを指します。お客さんに、その場しのぎでできもしない期限で約束をして怒られる人がいますが、ビジネスで「問屋の只今」を使ってしまうとそこで終わってしまいます。納期が遅れてしまうことを説明すれば相手もわかってくれる場合があると思うので、勇気をもって正直に説明するべきだと思います。
問屋の只今の意味とは
「問屋の只今」の意味は、「約束の期限を守らないこと」です。返事はいいけど、実際に、すぐには物が届かないこと。「はい。ただいまお届けします。」と口では言うが、その約束がなかなか実行されないことです。
問屋の只今の由来
問屋に頼んだ品物がなかなか届かなくて、問い合わせてみると、「すぐにお届けします」と返事はするが、なかなか届かないことから「問屋の只今」と言われるようになりました。
「問屋」は「といや」と読みますが、古い言い方では「とんや」と読みます。
問屋の只今の文章・例文
例文1.昔の宅配業者は問屋の只今だったけど、今は必ずその日時に届けてくれる。
例文2.取引先はいつも起源を守らなくて、問屋の只今ばかりだから契約の更新はしない。
例文3.お父さんは遊園地に連れて行ってくれると言っていたのに、問屋の只今で約束を先延ばしにしているからもう嫌いだ。
例文4.彼は貸した漫画を明日返すと言ってはいるが、それが毎日続くとただの問屋の只今だ。
例文5.抽選で海外旅行が当たったのに、問屋の只今でなかなかチケットをくれない。
「問屋の只今」を使った例文となります。
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問屋の只今の会話例
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ねえねえ。ネットで注文した新作のゲームがまだ届かないんだけど。
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人気商品みたいだから、在庫が切れちゃってるのかな?
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もう一週間も待ってるのに…。これじゃ問屋の只今じゃないか。
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早く届くといいね。
「問屋の只今」を使った会話例となります。
問屋の只今の類義語
「問屋の只今」と関連する言葉には「坊さんのおっつけ」「紺屋の明後日七十五日」「明後日紺屋に今晩鍛冶屋」「鍛冶屋の明晩」などがあります。
問屋の只今まとめ
今回は、「問屋の只今」について説明しました。「約束の期限を守らないこと」といった意味でしたが、自分で言ったことは守りたいですね。また、できない約束はしないことが本当に大切で、相手の信用を失わないようにしましょう。