風前の灯火(ふうぜんのともしび)
風前の灯火は今にも滅びそうなことです。人間は生き物なので過酷な状況や病気にかかり体調を崩せば命の危機に晒されることがあります。また、地位なども絶対的なものでなく、自分の行いによってはその地位が揺らぐことがあります。そんな今にも滅びそうな様子を表す言葉に風前の灯火という言葉があります。今回は、そんな風前の灯火について例文を交えつつ説明していきたいと思います。
風前の灯火の意味とは
風前の灯火の意味は今にも滅びそうなことです。風前の灯火というのは物事全般に使うことができます。使える場面も多いので例文を見て使い方をしっかりと覚えておけるといいと思います。
風前の灯火の由来
風前の灯火の「風前」とは風が吹き当たる場所のことを意味しており、「灯火」はあかりのことを意味しています。これらの言葉を組み合わせてあかりが風が吹きあたり今にも消えそうな状態を表すことから転じて今にも滅びそうなことを表す言葉として使われるようになったと考えることができます。
風前の灯火の文章・例文
例文1.このままの寒さでは命が危ない。まさに風前の灯火である。
例文2.風前の灯火の希望だけを頼りに自分の信念に従って行動する。
例文3.あの生き物は病気にかかってしまい、生き物の命は風前の灯火で治療を施す必要がある。
例文4.彼の起こした問題が発覚してしまったいま、彼の地位は風前の灯火である。
例文5.風前の灯火で絶望的な状況だったが、彼の意地のおかけで皆無事に帰ってくることができた。
これらから風前の灯火は、今にも滅びそうなことを表すことができます。
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風前の灯火の会話例
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彼の選手生命はもう風前の灯火で本当に悲しいよ。
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そうだね。あれだけの大怪我をしてしまって今まで通りのパフォーマンスを発揮するということは難しいだろうね。
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うん。でも選手として活躍できなかったとしても指導者などとして今後も活躍してくれることを期待してるよ。
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僕たちも彼を応援するためにできることはやっていけるといいね。
これは、ある選手について話しているさまです。
風前の灯火の類義語
風前の灯火の類義語には、「瀕死状態」「危篤状態」「瀕死」などがあります。
風前の灯火まとめ
風前の灯火という言葉は皆さん一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。映画やフィクションの世界でも滅びそうな様子を表す際には使われることがあります。そういった場面で話しを理解できるようにこれを機に覚えておけるといいと思います。