帳尻を合わせる(ちょうじりをあわせる)
「帳尻を合わせる」とは、収入と支出が合うように調整することです。会社で経理や会計の仕事をされている方や、家で家計簿をつけている方は、このような収入と支出の金額が合わないなんてこともあるのではないでしょうか。今回は、そのような時に納得のいく具合にうまく調整を合わせるといった意味の「帳尻を合わせる」について解説させて頂きます。
帳尻を合わせるの意味とは
帳尻を合わせるの意味は、金額のズレが生じた時にうまい具合に調節をして数字を合わせる事です。また、そのような金額以外にも、何か不都合なことが起きた時に、最終的に辻褄が合うように調整するという意味もあります。
帳尻を合わせるの由来
帳尻を合わせるの語源で、「帳尻」とは帳簿の尻、つまりは帳簿の最終段階を表しています。そのため、帳尻を合わせるとは帳簿の最終段階で金額の差異がなくなるように最終調整するという意味になります。
帳尻を合わせるの文章・例文
例文1.会計でマイナスの差異があったから、先日のプラス差異分から足して帳尻を合わせる。
例文2.昨日進められなかった仕事の分を今日行なって帳尻を合わせる。
例文3.昨日カロリーを摂りすぎてしまったから、今日はヘルシーなものを食べて帳尻を合わせる。
例文4.この駅伝選手は出だしはいつも遅いが、ラストスパートで帳尻を合わせるように先頭集団に入ってくる。
例文5.審判は少し厳しめの判定をした後は、相手にも同じようにして帳尻を合わせがちだ。
帳尻を合わせるという言葉を使った例文になります。
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帳尻を合わせるの会話例
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最近雨続きだよね。
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そうだよね、先週くらいまではずーっと晴れてたのに。
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まるで帳尻を合わせるかのような天候だね。
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もっとバランスよい天気にしてくれないかな。
天気について話をしている様子ですね。梅雨の時は雨が続きますが、梅雨明けは帳尻を合わせるかのように晴れの日が続く印象があります。
帳尻を合わせるの類義語
帳尻を合わせるの類義語は、物事の順序や道理を合うように調整するという意味の「平仄を合わせる(ひょうそくをあわせる)」や、物事の道筋を合わせるという意味の「つじつまを合わせる」などがあげられます。
帳尻を合わせるまとめ
帳尻を合わせるとは、収入と支出が一致しなかった際に、最終的にうまく合うように調整することでした。その他にも、つじつまが合うように調整するといった意味もあるので覚えておくと良いですね。