うどの大木(うどのたいぼく)
うどの大木とは、体はとても大きいが、実際には何の役にも立たないことを表す言葉になります。見た目は立派であったり大きかったりしても、中身が全然伴わないという人を指す場面で用いられることの多い言葉になります。実際に口や装いは立派だけど、実際には全然役に立たない人と出会った経験もあるのではないでしょうか。今回は、そんな「うどの大木」について解説していきます。
うどの大木の意味とは
うどの大木の意味は、体はとても大きいが、実際には全然役に立たないという事です。この言葉は、良い場面で使われることはほぼなく、口や装い、見た目は立派であったり大きかったりしても、中身が全然伴わなず結局何の役にも立たない人を指す場面で用いられることの多い言葉になります。うどの木はとても大きくなりますが、実際に大きくなると食べることもできなくなり、結果何の役にも立たなくなることから、この言葉は使われるようになりました。うどの大木は英語では、「Great trees are good for nothing but shade.」と表記されます。
うどの大木の由来
うど(独活)とは、ウコギ科タラノキ属の植物で、主に春に、山菜として食されています。うどは、成長すると2メートルくらいまで大きくなりますが、そのうどが食べられるのは小さい時の若葉やつぼみ、茎などなので、大きくなってしまっては食べることができなくなってしまいます。そこから、「うどの大木」は大きくても何の役にも立たないことを表す言葉となりました。
うどの大木の文章・例文
例文1.あれだけ体格が良く筋肉質なのにスポーツが苦手だなんて、うどの大木だ。
例文2.彼はいつも道具にはこだわっているが、結局成果を出せておらず、まさにうどの大木である。
例文3.キューバからきた助っ人選手は、重量級で長距離砲として期待されていたが、日本の野球に適応できず、結局うどの大木であった。
例文4.当時世界最大だった戦艦大和は、実際にはうどの大木でほとんど役に立つことはなかった。
例文5.体が一番大きいだけに、うどの大木と言われないようにいつも全力で仕事をしている。
うどの大木は、見た目の装いや大きさは立派だが、実際に役には立たないということを表していますね。
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うどの大木の会話例
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今度銀行からまた出向で新しい上司が来るらしいね。
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そうなんだよね。でも全然期待はできない。
銀行から出向で来る人はプライドが高くて口も立派だけど、実際にはほとんど手を動かしていなくて、いつもうどの大木ってパターンばかりだからさ。 -
そうなんだね。でも銀行から来るってだけで上司になるなんて本当に嫌だよね。
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本当そうだよ。この会社のことは長く勤めている私たちの方が知っているのに、何も知らない銀行員が上司になるんだからね。
会社で、うどの大木の上司について話している様子になります。
うどの大木の類義語
うどの大木の類義語は、「無用の長物」「碌でなし」「大男の殿」「木偶の坊」などがあげられます。
うどの大木の対義語
うどの大木の対義語は、「山椒は小粒でもぴりりと辛い」「小さくとも針は飲まれぬ」などがあげられます。
うどの大木まとめ
うどの大木とは、見た目は大きくても、実際には何の役にも立たないという、悪い意味で用いられることがほとんどの言葉でした。自分自身はうどの大木と言われないように、見た目に釣り合った事をできるようにしていきたいですね。