ボタニカル(Botanical)

「ボタニカル」とは「植物を意味する言葉で、若い女性を中心に人気のファッションや生活スタイルで各業界も大注目の重要ワード」です。いつの時代も流行はありますが、何年間も続けば最早ブームを通り越してすっかり定着したと言えますよね。花柄ファッションや花柄インテリアに植物系由来シャンプー等々の定番アイテム・グッズをまとめて「ボタニカル」と言い、本当に人気が高いのです。オシャレであり健康にも良さそうという漠然とした雰囲気が女性の心を掴んだのは事実ですが、近年のエコロジーや環境配慮なども少なからず関係があるのでしょう。それでは解説に入らせて頂きます。

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ボタニカルの意味とは

「ボタニカル」の意味は以下の通りとなります。
(1)英語「botanical」を直訳して「植物の」「植物性の」「植物学の」「植物由来の」という意味。
(2)ファッションや化粧品・美容品などの業界で注目される言葉で、業界によって植物柄や植物成分入りなどやや抽象的で健康志向な表現。
「ボタニカル」は近年注目されている言葉ですが、非常に曖昧で捉えどころがない言葉となっています。女性や健康志向の強い人が関心を持っている言葉であるのは間違いなく、その証拠にファッション業界や化粧品美容業界、他にもアルコール業界や園芸業界などで多用されているので、これらのお店や雑誌にネットでは日常語のように普通に存在しています。しかし、それだけに興味がない人にとっては、非常にアバウトでどうもハッキリしない言葉となっているのも事実です。前記しましたが「ボタニカル」を直訳すると「植物の」等となり、例えば美容品業界のシャンプーでは薬用植物入りを「植物由来」で「ボタニカルシャンプー」、アルコール業界では香草等が原料なら「ボタニカルジン」「ボタニカルワイン」と明記していますが、業界毎に厳密なルール作りがされていないので基準はとても曖昧です。ファッションに至っては、それこそスカートやTシャツなどに花柄や植物柄が用いられると「ボタニカルスカート」「ボタニカルTシャツ」となり、健康に良さそうな成分入りという名目も無くなっています。その背景として、「ボタニカル」と明記すれば何となく健康や肌に良さそう、健康を意識している、という雰囲気が得られるからです。また、インテリアでも「ボタニカル」はオシャレの代名詞となっていて、花や植物で囲まれたデザインの部屋にしようと「ボタニカル」の関連グッズは20〜30代の女性を中心に大変人気です。

ボタニカルの由来

「ボタニカル」の由来など詳細は不明ですが、日本では2014年頃から若い女性を中心に広がっていきました。当初はファッションとして花柄や植物柄の洋服などを「ボタニカル」や「ボタニカル柄」と呼び、それと並行してシャンプーやトリートメントのヘアケア商品で「ボタニスト」が2015年にネット販売で登場するや忽ち大人気となり、現在の「ボタニカル」ブームの礎を築きました。

ボタニカルの文章・例文

例文1.妻からボタニカルのシャンプーを買ってこいと命じられ、その通りに買っていったら、どうやら商品を間違ったようでその日は罰として夕食抜きになったが、愛しているので耐えている。
例文2.ボタニカル柄のTシャツを着て出掛けたが、どうしてもビール腹が気になったのでユニクロでシンプルなグレーのTシャツを買って着替えた。
例文3.彼女は少し前まではオーガニックに夢中だったが、今はボタニカルに切り替わったようだ。
例文4.女性はブームに流されやすいので、企業としてはボタニカルがこのまま続けば安泰だと思っているに違いない。
例文5.薄毛でもボタニカルシャンプーを使えば髪の毛に優しくて育毛効果があるのか誰か教えてほしい。
シャンプーなどで「ボタニカル」を使った例文です。

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ボタニカルの会話例

  • 質問者アイコン

    その花柄のシャツ、とても似合っているよ。

  • 回答者アイコン

    ありがとう。でも、花柄じゃなくてボタニカルって言って欲しいな。あと、少しセクハラ気味にも聞こえるから止めて下さい。

  • 質問者アイコン

    ごめん。そんなつもりじゃなかったんだけど…。

  • 回答者アイコン

    ボタニカルは癒し効果があるけど、それは絶対じゃないの。自分自身を癒すけど、それでも時々は不快には感じるし…、あなたに好かれようと花柄を着ている訳ではないの。

職場の同僚男女の会話ですが、どうも仲が悪く雰囲気が良くないやり取りになっています。

ボタニカルの類義語

「ボタニカル」の類義語には、「オーガニック」「ボタニカルアート」「花模様」「プラント」などの言葉が挙げられます。

ボタニカルの対義語

「ボタニカル」の対義語には、「ケミカル」「化学的」「化学合成由来」「果実柄」などの言葉が挙げられます。

ボタニカルまとめ

「ボタニカル」は近年女性を中心に注目され、様々な業界で「植物系」といったニュアンスで用いられる言葉です。特にファッションや美容業界では、花柄の洋服や植物由来成分のシャンプーを「ボタニカル」と表現して、花からの癒しや可愛さに髪や頭皮への健康良さそうというイメージもあって人気を集めています。元々女性は花や植物が好きなので、それが見事にマッチしたとも受け取れます。

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