契りを結ぶ(ちぎりをむすぶ)

「契りを結ぶ」とは「約束事全般から、男女間の交わりや夫婦になる事や義兄弟の関係」です。昔は男女の恋愛は結婚前提となる事も多く、婚前交渉などはもっての外だったようです。しかし、現在は恋愛がまるでRPGゲームのようで、若い時などは多くの異性と付き合うのがステータスという側面あります。時代に応じて男女の恋愛価値観も変化しますが「契りにを結び」に関してはいつの時代も重みがあるように感じるのですが、どうでしょうか? それでは解説に入らせて頂きます。

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契りを結ぶの意味とは

「契りを結ぶ」の意味は以下の通りとなります。
(1)互いに約束をする。約束を取り交わす。
(2)男女が夫婦になる約束をする。男女が肉体関係になる。
(3)義兄弟の関係を結ぶ。
(4)「契りを交わす」も同義。
”契り”は「約束」「誓い」「男女の情交」「宿縁」「因縁」、”結ぶ”は「ひも状を結ぶ」「人と人との関係」で、人間同士の約束や男女関係に男同士の誓いを交わすといった意味合いになるのが「契りを結ぶ」です。要はそれだけ相手を信用し深い関係になる事で、そこから約束を取り交わしたり、男女なら肉体関係を結ぶのです。また微妙なところでもありますが、かつては男女の関係になるのは結婚前提の上での行為となるので、夫婦になる約束をしたのも同然でした。しかし、必ずしもそうではないですし、現代なら肉体関係を敢えて「契りを結ぶ」と表現してさも意味ありげにする事もよくあるので、この辺りのニュアンスは人それぞれの感じ方や捉え方によって大きく変わります。ヤクザや極道社会では「契りを結ぶ」とは杯を交わす義兄弟となるので、そこで淫らな男女関係を連想する事はありません。まとめると、状況に応じて意味合いも変化しますが、一般的には男女間なら肉体関係であり夫婦となる結婚約束、それ以外は約束をより畏まった表現やヤクザやヤクザ的な義理人情を大切にする趣旨とした義兄弟となるのが「契りを結ぶ」です。

契りを結ぶの由来

「契りを結ぶ」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては”結ぶ”は奈良時代の歌集「万葉集」などに文言が記されています。”契り”については記された古書が未だに発掘されていません。

契りを結ぶの文章・例文

例文1.今週は妻だけでなく兄貴分とも契りを結び、大変忙しくも充実した一週間となった。
例文2.部活メンバーと絶対に全国大会に出場すると全員で輪になり契りを結び、気合を入れたところで再び練習に取り組んだ。
例文3.記者に横暴な態度ばかりする幹事が読めない某大臣などは、元総理達と契りを結び互いに悪事は絶対に洩らさないと誓いあっているようにしか見えず、傍から見るとこれほど間抜けな集団に国を託すのは心底情けなくなる。
例文4.大人になったら契りを結ぶものだと思い込んでいた幼馴染からあっさりとフラれてしまい、それからはアニメと鉄道だけが心の拠り所で、ネット掲示板を見ては国に批判的な者を徹底体に論破するのが生き甲斐となった。
例文5.バイト先の10歳年上の元人妻から飲みに誘われそのまま契りを結ぶという夢を見たら現実になってしまい、今では突如出現した三人の連れ子からパパと呼ばれ小遣いをせびられる毎日だ。
様々な状況下での「契りを結ぶ」を使った例文です。

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契りを結ぶの会話例

  • 質問者アイコン

    結婚おめでとう。

  • 回答者アイコン

    やっと彼と、永遠の契りを結ぶ事になりました。

  • 質問者アイコン

    俺もそろそろ結婚しないとヤバイな。職場でも独身は俺ぐらいじゃない?

  • 回答者アイコン

    こればっかりは縁ですからね。でも、そんなに焦らなくても大丈夫ですよ。

結婚をする事になった職場の同僚女性と独身男性の会話となります。

契りを結ぶの類義語

「契りを結ぶ」の類義語には、「誓約」「固い誓い」「男女の営み」「交わる」「卸目出度」「ゴールイン」などの言葉が挙げられます。

契りを結ぶの対義語

「契りを結ぶ」の対義語には、「裏切り」「反故」「背信」「不信」「不義」などの言葉が挙げられます。

契りを結ぶまとめ

「契りを結ぶ」は約束するや男女間の交わりや結婚約束に義兄弟の関係となる事を表す言葉です。一見すると多くの意味があるように感じますが、相手を信頼した上で成立する事ばかりで同性同士なら約束や義兄弟となり、男女間なら肉体関係でありそこから発展した結婚となります。

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