しゅきぴ(しゅきぴ)
「しゅきぴ」とは「女子中高生などが好む流行語で、好きな人や大好きを可愛くした表現」です。時代に応じて様々な流行語があるので、それを大人があれこれと分析をするのはナンセンスだと思っていますが、それでもニーズ高いのも事実なようです。要するに「好き」をくだけて「しゅき」、英語「ピープル」と可愛い意味合いも込めた「ぴ」を合わせた造語が「しゅきぴ」です。それではより詳しい解説となります。
しゅきぴの意味とは
「しゅきぴ」の意味は以下の通りとなります。
(1)10代女性が好む言葉で、好きな人や大好きという意味。
(2)「好きなピープル(人)」をくだけた表現にした若い女性特有の遊び言葉で、甘えた感じや可愛い感じを出している。
(3)女性アイドルグループ「=LOVE」(イコールラブ)の楽曲タイトル。
”しゅき”は「好き」「好きの言葉変化」、”ぴ”は「(英語の)ピープルを略した言葉」で、二つを合わせて「しゅきぴ」となります。若者というか女子中高生ならではの遊び言葉で、そこまで真剣で深い意味合いはありませんが、元々は「すきぴ」(好きピ)という言葉が先に流行っていました。「すきぴ」は「好きなピープル」ですが、例えば文字入力などをする際に「好きピ」と変換するのが面倒なので平仮名の「すきぴ」が定着し、その流れからさらにくだけた表現の「しゅきぴ」が流行り出したのです。「好きな人」は何も彼氏や片思いだけではなく、有名人やアイドルや友人知人にアニメキャラも当て嵌まるので、その使い方は千差万別で如何様にも応用可能です。そもそも正式な言葉ではないので、何が正解で何が不正解という定義すら曖昧です。しかし、片思いだった人「しゅきぴ」と付き合うようになったら「彼ぴ」と変化するようで、すると蛇足ながら「彼氏」と「ピープル」を合わせて「彼氏人間」「彼氏ピープル」ではないかと思ってしまいますが、この辺りは雰囲気としてOKで余計な詮索は無用なようです。また、最近は”ぴ”が可愛い言葉として独り歩きをして単独で「好き」「可愛い」ともなるので、前述したものを覆すようですが、「すきぴ」で「好き(すき)」と「好き(ぴ)」を合わせた意味合いとして「大好き」ともなります。よって、”ぴ”は「ピープル(人)」であり「好き」とも理解ができます。
しゅきぴの由来
「しゅきぴ」の由来は前述したように「好きピ」で、この言葉は2018年頃から女子中高生などの間で流行り出しました。
しゅきぴの文章・例文
例文1.両親の前でしゅきぴを使って友達と電話をしていたら、途中で二人とも頭を抱え重い溜息を吐いた。
例文2.地下アイドルのライブに行くと、いい年した大人がしゅきぴとコール&レスポンスをしている姿を見掛けるのではなかなかシュールだ。
例文3.この前キャバクラに行ったら、ちょっと風変わりな子が接客をしてきて、しゅきぴなどアイドルが話す言葉を何度も使ってくるのでマネージャーを呼んで注意をしたくなったが、この店も裏にはヤクザがいると思い出し取りあえずは可愛い顔しているからと許した。
例文4.40歳を余裕で超えている妻がパート仲間に影響され韓国アイドルに嵌まり、最近ではしゅきぴなどの言葉を使って積極的にSNSで他人とコミュニケーションを取っている。
例文5.しゅきぴとデート中で最高に幸せーと、義理の娘からLINEが来て、やっと自然なやり取りが出来る関係になれたと再婚した喜びを実感した。
日常生活で「しゅきぴ」を使った例文です。
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しゅきぴの会話例
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娘は好きな人とかいるのか?
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唐突にどうしたの? でも、この前そんな話を二人でしたわよ。
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なにー、どんな相手なんだ。成績はどれぐらいで、身長は高いのか? 彼の父親はどんな仕事をしているんだ?
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ちょっと落ち着いてよ。しゅきぴなアイドルがいるって話よ。あ、えーと、しゅきぴは好きな人っていう意味ね。
娘の恋愛事情について取り乱す父親とその母親の会話やり取りです。
しゅきぴの類義語
「しゅきぴ」の類義語には、「彼ぴ」「彼ぴっぴ」などの言葉が挙げられます。
しゅきぴの対義語
「しゅきぴ」の対義語は、強いて挙げるなら「キモい」「グロい」「無理」などの言葉となります。
しゅきぴまとめ
「しゅきぴ」は中高生など若い女性の間で流行っている言葉で、「好きな人」を指しています。好きなアイドルや片思いの男子、或いは仲の良い友人全員を含めて「しゅきぴ」と使えるので、とても便利な言葉ともなります。所謂、若者特有の流行語なので、あまり深く意味を追求するというよりもフィーリング的にその場のノリで使うのが正しいのでしょう。