FANG(ファング)
「FANG」とは「アメリカの巨大IT企業Facebook、Amazon、Netflix、Googleの4社からなる造語であり、株投資の銘柄群」です。株投資は様々な手法がありますが、王道となるのは分散投資です。一つの企業(銘柄)だけを買うのではなく、いくつかに分散させて買うとどれかは上がって儲かる可能性が高いのです。その中でも適当に銘柄を選ぶのではなく、現在最も勢いがある企業を買う方が良さげですよね。ですから、巨大IT企業のグループである「FANG」を買っておけば、最も無難であり安心できる投資手法になるのです。それでは詳しい解説に入らせて頂きます。
FANGの意味とは
「FANG」の意味は以下の通りとなります。
(1)投資や経済用語で、アメリカの最大手IT企業の4社(Facebook、Amazon、Netflix、Google)の頭文字からなる造語。
(2)好調なアメリカ経済や株式市場を支えるIT企業の銘柄グループ(Facebook、Amazon、Netflix、Google)を指す言葉。
(3)経済用語以外では、直訳すると犬や狼の「牙」「犬歯」といった意味になる。
「FANG」は英単語として直訳すると犬や狼の「牙」「犬歯」といった意味もありますが、経済用語としてFacebook、Amazon、Netflix、Googleの4社の頭文字を合わせた造語とするのが一般的です。これらの4社はそれぞれ違いもありますが、世界を代表するIT企業であり創業者も世界屈指の超富裕層となっています。また、2000年前後からのデジタル化やIT化の波に乗って急激に成長した特徴も似ている事から、アメリカ経済や株式市場に与える影響も大きいのでまとめて「FANG」と呼ばれています。「FANG」に「Apple」を入れた5社は「FAANG」(同じくファング)、「Apple」ではなく「NVIDIA」の場合は「FANNG」(これも同じくファング)となります。さらには「FANG+」(ファングプラス)は「FANG」に6社(Apple、Alibaba、Baidu、NVIDIA、tesla、Twitter)を追加し、「FANG MANT」(ファングマント)は「FANG」に4社(Microsoft、Apple、NVIDIA、tesla)を追加となり、「GAFAM」(ガーファム)は5社(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)の頭文字からなります。これらは経済ニュースや株式投資で特に使われる専門用語ともなっていて、例えば「アメリカ経済はFANGが支えている」「日本株よりもFANG MANTに長期投資するのが無難だ」といった風になります。
FANGの由来
「FANG」は2015年頃からアメリカの株式市場を表現する際に登場した造語で、個人投資家のジム・クレイマー氏が名付けたとされています。
FANGの文章・例文
例文1.日本でもFANGのような巨大IT企業が何社も登場すれば、この不景気も吹き飛ばせそうだが不可能に近いだろう。
例文2.優秀な学生は国家公務員でキャリアを目指すよりも、アメリカのコンサル系やFANGを希望する方が多いそうだ。
例文3.FANGの中では近年Netflixの勢いが特に凄いらしい。
例文4.その内、日本の大企業もFANGグループの傘下になってしまうだろう。
例文5.ソフトバンクやソニーなどはある時点で道を間違わなければFANGのような存在になれたかも知れないが、それは脆くも崩れ去ってしまった。
経済用語「FANG」を使った例文となります。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
FANGの会話例
-
給料も上がらないし…、どうせなら株取引で一攫千金を狙っているんだけどどう思う?
-
それはいいじゃない。初心者なら最初はFANGとかに投資して見れば。
-
FANG? FANGって恵比寿あたりのラーメン屋?
-
株の話をしているのに、ラーメン屋の話なんてしないでしょう。グーグルとかアマゾンをFANGって言うのよ。
株投資に詳しい女性が初心者男性にアドバイスをしている内容です。
FANGの類義語
「FANG」の類義語には、「FAAA」「GAFMA」「WAAAX」などの言葉が挙げられます。
FANGの対義語
「FANG」の対義語はありません。”IT”や”ハイテク”の対義語は「ローテク(ローテクノロジー)」「マンパワー」「家内産業」などの言葉が挙げられます。
FANGまとめ
「FANG」は近年注目の経済用語で、アメリカの巨大IT企業のFacebook、Amazon、Netflix、Googleの4社の頭文字からなります。これらの企業はネット業界の先端を引っ張っているので、世界経済の行方を握っていると言っても過言ではなく、そこから株投資ではまとめた銘柄群ともなっています。因みに関連する銘柄群には「FANG+」や「GAFAM」など多数あります。