ICQ(アイシーキュー)
「ICQ」とは「一昔前に世界で普及したメッセージアプリの草分け的な存在」です。現在は特に日本で「ICQ」を使っている人はかなり少ないでしょうが、世界的にはまだ使っている人も多いそうです。スマホにも対応しているので、友人などと連絡を取り合うならどのメッセージアプリでも大差がないからでしょう。それでは一時代を築いたメッセージアプリ「ICQ」の解説となります。
ICQの意味とは
「ICQ」の意味は以下の通りとなります。
(1)イスラエルのネット企業「ミラビリス社」が開発したメッセージアプリ。
(2)2000年頃に流行ったインスタントメッセンジャーの草分け的なアプリで、チャットやファイルの送受信に対応し、日本でも一時的に人気となったがSNSが普及をすると利用者が激減した。
「ICQ」はひと昔前に流行った簡易的なメッセージアプリです。日本でも2000年頃にちょっとした人気となり、当時はスマホやSNSはほぼ普及していなかったので、このような形のメッセージアプリが多数乱立をしていて、その中の一つが「ICQ」でした。これ以外にも「Googleトーク」「MSNメッセンジャー」などが同様の機能を持つアプリで、友人知人だけでなく見知らぬ相手とリアルタイムでメッセージやり取りをする人からビジネス現場でも重宝されたり、またメールや電話機能が追加されるなど一時代を築くのに成功をしました。しかし、スマホが爆発的に広がりLINEやFacebookにTwitterなどのSNSが若者に支持されるようになると、使い勝手の悪さなどから「ICQ」などメッセージアプリは衰退をしていきます。現在はスマホやTwitterなどへの投稿にも対応するなど、かつての勢いはありませんが着実にサービスは続けられています。
ICQの由来
「ICQ」の由来は「あなたを求める」という意味の「I seek you」とされ、1996年11月15日にイスラエルのネット企業「ミラビリス社」(Mirabilis)が開発しましたが、1998年にAOLに買収され、その後2010年にはロシア企業「Mail.Ruグループ」に売却されました。
ICQの文章・例文
例文1.ICQが男女の出会いの場となっていたのだから、当時は長閑なものだ。
例文2.当時ADSLに加入したのはICQ目当てだったが、両親には「将来のビジネス展開を考慮して…」などバカげた理由を饒舌に語り、毎月ネット料金を支払ってもらっていたのも今では良い思い出だ。
例文3.令和になって平成ブームが盛り上がったので、もう少ししたらデジタル黎明期のICQなどのアプリが再ブームとなるかも知れない。
例文4.ICQはプロフィールが重要で、ここで好印象を与えると出会いのチャンスが広がるようだ。
例文5.本当なら日本からICQのようなメッセージアプリが編み出されるべきだが、そんな柔軟な発想はなく、海外のネット企業に残念ながら後れを取っている。
メッセージアプリ「ICQ」を使った例文です。
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ICQの会話例
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昨日何度も連絡をしたのに、返事をしなかったよね。
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うそー、ごめんね。気付かなかった。でも、あなたからLINE来ていないと思うけど…。
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LINE? LINEじゃないよ、ICQの方だよ。
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ちょっと待ってよ。今時、ICQって…。そんなアプリが有る事すら忘れていたわよ。
知人男女のメッセージやり取りについての会話となります。
ICQの類義語
「ICQ」の類義語には、同じくインスタントメッセンジャーアプリの「AIM(AOL Instant Messenge)」「Windows Messenger」「Yahoo!メッセンジャー」などの言葉が挙げられます。
ICQの対義語
「ICQ」の対義語はありません。補足として”電子メール”の対義語は「手紙」「文通」などの言葉が挙げられます。
ICQまとめ
「ICQ」は2000年頃に主流であったイスラエルのIT企業が開発したメッセージアプリです。全盛期には世界中で約1000万人が利用していましたが、LINEなどのSNSが主流になると徐々に人気が廃れていきました。しかし、現在ではスマホやTwitter等にも対応するなど万能型メッセージアプリとなっています。