ロミオ(ろみお)
「ロミオ」とは「元彼女や好きな女性に甘い言葉を語り、復縁を迫ったり交際発展に繋がると期待する男性を馬鹿にするネットスラング」です。男性の方は恋愛術として上手くいくと思っているのですが、女性の方は既に気持ちが冷めていたり興味がないので言い寄られても困ってしまい迷惑なので、そんな一方的な熱い思いを「ロミオ」と茶化すのです。例えば何年も会っていない男性から突然、愛情たっぷりの長文メールが送られてきても困りますよね。そんなネット用語である「ロミオ」についての解説となります。
ロミオの意味とは
「ロミオ」の意味は以下の通りとなります。
(1)シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」から転じて、別れた男性や恋愛発展を願う男性が女性に甘い言葉を急に使う事に呆れるネットスラングで、特に復縁を迫る男性を揶揄する言葉。
(2)男女間の恋愛において、勘違いをした男性が好意的だと思い込む女性に発するクサいセリフやそんな中身のメール(ロミオメール)の事。
(3)「ロミオ化」「ロミオメール」なども同義。
「ロミオ」はシェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」から付けられ、男女間の恋愛における男性側の勘違いからの愛情表現の気障なセリフや復縁願う言葉などを指すネットスラングです。恋愛最中で双方が思いを寄せている状態なら問題ないのですが、大抵では男性が熱を上げて女性が冷めているので、「ロミオ」と女性が受け取るのです。「君を愛している。なぜなら…」「君と一緒ならなんでもできる…」など、「ロミオ」とされる口調やメールはどれもロマンチックなものばかりで、また長文にしたり愛を一方的に語るのが特徴です。このような恋愛対象の女性に送る甘い言葉やメールを「ロミオ」や「ロミオ化」や「ロミオメール」として、特に「2ちゃんねる界隈」で使われる事が多く「2ちゃんねる用語」としても問題がありません。過剰に入れ込んでいるので、ちょっと危ないストーカー直前などの男を「ロミオ」と呼ぶ事もあります。このような少々危ない一方的な押し付けがましい男性を馬鹿にして女性が「(まるで)ロミオ(みたい)」と一刀両断します。
ロミオの由来
ネットスラングとしての「ロミオ」は、2007年頃から「2ちゃんねる」などで使われ始めます。明確な理由は不明ですが、この頃からスマホが登場し女性が「2ちゃんねる」などを閲覧する機会が増えた事も関係しているのかも知れません。
ロミオの文章・例文
例文1.久しぶりに再会した元彼女から当時はロミオメールがしつこかったと馬鹿にされ、封印していた過去を思い出して途端に恥ずかしくなった。
例文2.女性はロミオを馬鹿にするが、男から言わせるとジュリエット化に豹変する女ほど怖い者はない。
例文3.職場の同僚女性に愛情たっぷりの告白をしたら、「ロミオみたい」とフラれた。
例文4.男は女性は恋愛好きと脳裏にあるので、ロミオになってしまうのだろう。
例文5.今は恋愛や結婚をしない人が増えているので、ロマンチックなロミオをする男も当然少なくなっている。
男女間の恋愛で「ロミオ」を使った例文となります。
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ロミオの会話例
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どうして俺の気持ちが分かってくれないんだよ?
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それから…何?
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それからじゃない。俺は誰よりも君を愛しているんだ。世界中で一番愛しているんだ。
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まるでロミオのようね。でも、気持ち悪くて無理。
男性が熱い気持ちで感情をぶつけて告白するが、女性が冷静に振ってしまうという内容です。
ロミオの類義語
「ロミオ」の類義語は「2ちゃんねる用語」ではありません。それ以外では「くさいセリフ」「気障」「歯の浮くような言い回し」などの言葉が挙げられます。
ロミオの対義語
「ロミオ」の対義語には「2ちゃんねる用語」で「ジュリ化」「ジュリ」「ジュリエットメール」などの言葉が挙げられます。
ロミオまとめ
「ロミオ」は「2ちゃんねる用語」やネットスラングで、男性が好みの女性や元彼女などに「愛してる」などを気障に語ったりメールを送る事です。自分の思いを一方的にぶつけ、相手の女性から好感を得られると勘違いしている行動を気持ち悪がって、陰で「ロミオ」と馬鹿にするように使います。