「ハプニングバー」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

ハプニングバー(Partner-swapping sex club)

｢ハプニングバー｣とは｢性的嗜好が強い男女のお客が集い、お酒と性欲を満たすプレイを楽しむバー的な風俗店｣です。所謂普通の風俗店は実に単純で男性客の欲求を吐き出すのが存在意義となりますが、｢ハプニングバー｣はもう少し複雑というか事前段階を大切にするところがあります。いきなりプレイ開始ではなく、あるお客はお酒を嗜み会話を楽しんだり、別の客は他の客が行う性的プレイを見るだけで満足する場合もあり、もちろん当事者となってプレイに熱中する人もいます。その一方、社会的には信用や信頼される職業のお堅い人が実は常連客であったりするのが｢ハプニングバー｣なのです。

ハプニングバーの意味とは

｢ハプニングバー｣の意味は以下の通りとなります。
　(1)性的嗜好を持つ男女が客として集まる酒場的な風俗店で、SM･女装･露出･乱交など過激な行為が日夜行われている。
　(2)都会の繁華街の片隅などにある風変わりな風俗店の一種で、お客同士が性的な過激行為を楽しむ為の非現実が錯綜する大人のスケベ空間。
　(3)略した｢ハプバー｣も同義。
”ハプニング”は英語表記｢happening｣から直訳すると｢思いがけない出来事｣｢突発的(な事件や事故)｣、”バー”は同じく英語表記｢bar｣から｢棒｣｢カウンター形式の酒場｣｢レストランの小コーナー｣で、そのまま訳せば｢ハプニングを期待させる店｣が｢ハプニングバー｣です。しかし、｢happening bar｣は和製英語で日本で理解される風俗店としては正しくは英語で｢partner-swapping sex club｣となります。要するに英語では少々過激なのでそのまま使うのは躊躇い、日本が得意とするぼかした表現に変更され｢ハプニングバー｣となります。通常の風俗店は一般的に男性客が受付で料金を支払い、女性スタッフから性的サービスを受けるというスタイルですが、｢ハプニングバー｣は男性客と女性客が同じ店内で偶然というか自発的に性的な行為を行います。要するに男女共に客と客という立場で(サクラの場合もありますが)、お酒を飲んだ勢いで思わず各々が性的な好奇心から行為を楽しむとなっています。店の立場はルールを守れば後はお任せとなりますが、摘発も厳しいので最近は細かなルールが設けられる事もあり、店によってシステムがかなり違ってきます。それでも大凡で共通しているのは、まず都会の繁華街の雑居ビルなどに店を構え、会員制で料金は前払い、違法行為には入店禁止など罰則が設けられ、意外にも一見客でも敷居低く入店できます。｢ハプニングバー｣も商売なのでお客が来て儲からないと話にならないので、映画やドラマであるような怖い輩が占拠するなどは今時ありません。また、性的な行為を強要されないので見ているだけの方が興奮する嗜好にもおすすめとなっています。かつては｢ストリップ劇場｣が全国各地に点在していたのですが、風営法で新規出店や営業が難しくなり、その捌け口として｢ハプニングバー｣にお客が流れたところがあります。ですから、普通の風俗店なのですが身分証提示の会員制や二重扉で店内があやしく、時折摘発されるのでニュースで報道されたり、それに映画などでは上流階級や成功者が変態プレイを楽しむ印象が強いので、どうしても｢ハプニングバー｣は如何わしい雰囲気と誤解を与えてしまいます。

ハプニングバーの由来

｢ハプニングバー｣がいつ頃から始まったのか正確には不明ですが、前身となる風俗店は1950年代後半に流行った｢カップル喫茶｣(別名:同伴喫茶やアベック喫茶)で、ピーク時には東京都内だけでも2000店以上あったとされます。しかし風営法改正で｢カップル喫茶｣の営業が難しくなり、2000年代前後から残った店が会員制を敷くなど対策をして、徐々に時代に合わせて｢ハプニングバー｣に転換したとされています。

ハプニングバーの文章・例文

例文1.男なら誰しもハプニングバーには興味あるが、性病やコロナに発覚したら離婚もあるのでどうしても躊躇する。
例文2.田舎から上京して初めて訪れたのが東京タワーでも渋谷でもお台場でもなく、新橋のハプニングバーなのだから俺も相当好きモノだ。
例文3.父親は大手ファミレスのマネージャーだとずっと信じていたが実はハプニングバーの店長で、母は外資系の保険セールスと言いながら勤務先が吉原なのだから、この大ウソつきな両親から一刻も早く自立したい。
例文4.芸能人に出会いたいなら、ガーシーchの暴露話から有名飲食店やハプニングバーに足繁く通えば人気だけは一人前の成金タレントが向こうからやってくるだろう。
例文5.ハプニングバーで本当に何もせず見ているだけでも第三者はどうせ信じないのだから、それなら堂々と参加する方が精神衛生上は良いそうだ。
風俗店｢ハプニングバー｣についての例文となります。

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ハプニングバーの会話例

• 

  ただいまー。
• 

  今日は遅かったのね。残業、それともどこかで遊んできたの？
• 

  うん、実はコロナも落ち着いたから同僚と少し飲んできたんだよ。
• 

  飲んできたって、もしかしてハプニングバーじゃないわよね。もし、また行っているのが発覚したら今度こそ離婚だからね。

かつて｢ハプニングバー｣の常連だった夫とその妻の会話となります。

ハプニングバーの類義語

｢ハプニングバー｣の類義語には、｢カップル喫茶｣｢C喫茶｣｢連れ込み喫茶｣｢テーマバー｣｢ミックスバー｣などの言葉が挙げられます。

ハプニングバーの対義語

｢ハプニングバー｣の対義語には、｢ノンハプバー｣などの言葉が挙げられます。

ハプニングバーまとめ

｢ハプニングバー｣は一般的な風俗店の中でも少々マニアックな性癖を持つ人達が集うバー形態のお店です。男女のお客同士がそれぞれSM･女装･露出といった性的嗜好が強いプレイを楽しむので、会員制にして本人確認をしたりお店を大々的に宣伝せず歓楽街から離れた雑居ビルで営業しています。また、昔は摘発が多かったりドラマでの悪い印象から危険な香りもしますが、歴とした風営法に沿った商売であり、性的好奇心が旺盛な大人の社交場が｢ハプニングバー｣です。