ノリ打ち(のりうち)
「ノリ打ち」とは「複数人の仲間と軍資金を出し合いパチンコやパチスロをして、儲けと損失を均等に分ける団体戦のような打ち方」です。パチンコやパチスロは機種によって大当たりの確率が決まっているので、最初は負けても我慢して撃ち続けていると勝てる確率が高まります。また自分が打っている台はダメでも、隣の台は出るというのもよくあるので、そのような特徴を踏まえた上での勝負が仲間と協力する「ノリ打ち」なのです。
ノリ打ちの意味とは
「ノリ打ち」の意味は以下の通りとなります。
(1)パチンコやパチスロを仲間など複数人で打ち、全収支を均等に合算する方法。
(2)仲間同士がその場のノリからパチンコなどをする事から、全員の投資金をひとつにして利益も損失も分割する遊び方。
(3)「乗り打ち」も同義。
「ノリ打ち」はパチンコやパチスロで使われる専門用語で、「その場の雰囲気に合わせる」という意味の「ノリ」、パチンコだけでなく博打用語でお金を賭けて勝負する「打つ」や「打ち」を合わせたものです。パチンコやパチスロは大当たり確率が100分の1〜400分の1程度なので、要は軍資金が多くて諦めずに勝負をしているといずれは当たって勝てる、又は投資金を取り戻せる可能性が高まります。ですから、少ない軍資金で勝負するよりも仲間などと組んで挑む方が理に適っています。そんな理由から誕生したのが「ノリ打ち」で、複数人が出し合った軍資金の合計額で勝負し勝っても負けても人数で分配します。しかし、飽く迄もパチンコやパチスロをするお客の専門用語や俗語なので、明確な意味やルールは定まっていないので、その仲間内での独自ルールが尊重されます。よって、通常なら軍資金を多く出した方が利益分配が多くなるのは多々あるので、「ノリ打ち」をするなら後から揉めないように最初に決め事をしておくべきです。また、「ノリ打ち」は団体客となるのでパチンコ店でも目立つ存在となるので、禁止にしているホールもあります。
ノリ打ちの由来
「ノリ打ち」の由来は残念ながら不明です。上記したように仲間と組んで打つのが「ノリ打ち」ですが、いつ頃から使われ始めたのかなど経緯は分かっていません。ネット上では2000年頃から登場をし始め、2010年頃になるとSNSなどでも「ノリ打ちをする仲間募集」といった書き込みを見掛けるようになります。
ノリ打ちの文章・例文
例文1.開店から夕方まで仲間とスロットのノリ打ちをして、その後は雀荘で頼まれていた代打ちをするのだから、どれだけギャンブルが好きなのか自分でも分からない。
例文2.パチンコ大好きのクズ芸人にノリ打ちの動画配信をしてもらいたい。
例文3.ノリ打ちで何とか3000円儲けたが、休日を1日つぶして頭痛と眠気に耐えてこれならやらない方が良かった。
例文4.ジャンキーならノリ打ちを景気が良いシャ〇打ちと勘違いするだろう。
例文5.宝くじや競馬をするよりはノリ打ちの方が損はしないが、それよりも早く先物や海外FXの世界に飛び込みたい。
パチンコやパチスロ用語である「ノリ打ち」を使った例文となります。
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ノリ打ちの会話例
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結局今日は5000円の儲けか…。まあ良いか。
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ごめんねー。私が大負けしなかったら、3万円ぐらい儲けたのに。
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いいって。これがノリ打ちのルールなんだから仕方がないって。
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あなた優しいのね…。パチンコ好きな男でこんなに優しい人は初めて。SNSで募集していたのを最初に見た時は不安だったけど、ノリ打ちをやって良かった。
SNSで知り合った男女が初めて「ノリ打ち」をしたという内容です。
ノリ打ちの類義語
「ノリ打ち」の類義語には、「連れパチ」「連れ打ち」などの言葉が挙げられます。
ノリ打ちの対義語
「ノリ打ち」の対義語には、一人で打つ「ピン打ち」「ピン」「ピン稼働」などの言葉が挙げられます。
ノリ打ちまとめ
「ノリ打ち」は本来は一人で遊ぶギャンブルであるパチンコやパチスロを仲間と協力して打つ方法です。仲間と軍資金を合わせるのでそれだけ大負けがし辛くなりますが、勝った場合も利益を分配するので1人当たりの儲けは少なくなります。それでも情報共有やトータルで損をしないなど、ギャンブルの理論に沿った遊び方ですが、ホールによっては禁止される行為となるので気を付ける必要があります。