「物格化」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

物格化（ぶっかくか）

「物格化」とは「相手を人ではなく物と見做して制御したがる男性（もしくは女性）の行動」を意味します。人という生き物は人それぞれ性格や老いだちも異なり価値観も異なります。しかし、そんな人間をロボットのように制御したがる人が増え一つの社会問題となっています。今回はそんな「物格化」を由来や例文などを交えて解説していきます。

物格化の意味とは

｢物格化｣の意味は以下の通りとなります。
(1)相手を物とみなして制御すること。
(2)自分のパートナーを自分の思い通りさせること。
(3)自分の過去のネガティブな体験をパートナーを使って満たすようにすること。
特に自分の母親に対して感じている過去のコンプレックスを満たそうとして、パートナーを利用してしまう男性に多いとされています。
男性が女性に対して「物格化」することに対して使われることが多いですが、逆のパターンで女性が男性に「物格化」することに対して使われることがあります。
反対の言葉としては、人間ではないものに人格を持たせること「人格化」と言います。

物格化の由来

「物格化の由来」は残念ながら不明ですが、宮台真司著書の「｢絶望の時代｣の希望の恋愛学」に物格化について記述があります。

物格化の文章・例文

例文1.アイドルオタクの男性は、物格化する傾向が強い。
例文2.母親に制御されてきた男性は、パートナーを物格化しやすい。
例文3.人間の物格化は一つの社会問題である。
例文4.パートナーを物格化することによって、自分の過去の穴埋めをしている。
例文5.人を物格化するのではなく一人の人間として尊重することが大事。
物格化は一つの社会問題として取り上げられています。

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物格化の会話例

• 

  俺ってマザコンな部分があるんだよね。
• 

  それはやばいね。私そんな人と付き合えないよ。
• 

  彼女に対してもお母さんと比べたりしちゃうし。
• 

  相手を物格化するんじゃなくて一人の人として見てあげることが大切だよ。

恋愛に悩んでいる人たちの会話です。

物格化の類義語

物格化の類義語には、｢ミソジニー ｣｢女性蔑視｣｢女性嫌悪｣などの言葉が挙げられます。

物格化の対義語

物格化の対義語には、｢人格化｣｢フィロジニー｣などの言葉が挙げられます。

物格化のまとめ

時代とともに様々な価値観が生まれていく中で、以前は恋愛をして結婚をすることが幸せと言われてきましたが、現在はそうとも限りません。恋愛をする人しない人の二極化が進む中でお互いに情報交換もなく恋愛に不慣れな男性が人を物のように扱ってしまうことがあります。そんな時は相手の意見に耳を傾けることで改善ができるかもしれません。