蟒蛇(うわばみ)
「蟒蛇」とは「巨大蛇であり大酒飲みの喩え」です。蛇は何でも飲みこんでしまうのでその姿から、出された酒は何でも飲み干す「大酒飲み」の喩えとして使われます。最近は健康意識が高まり昔ほど酒好きも少なくなっていますが、言葉として「蟒蛇」は割と日常でも使われています。
蟒蛇の意味とは
「蟒蛇」の意味は以下の通りとなります。
(1)巨大蛇。巨大蛇の俗称。大蛇。伝説上の大蛇(おろち)。蛇の妖怪。
(2)巨大な蛇は何でも飲みこむ事から転じて、大酒飲みや酒豪の事。
”蟒”は「大蛇」「うわばみ」、”蛇”は「爬虫類の総称(としての蛇)」「曲がりくねる」となり、”蟒”だけでも巨大蛇なのですが、さらに大きさを強調して「蟒蛇」となります。ですから「蟒蛇」は巨大蛇の全般になり、特に大きい事で有名なボア科の蛇を指しています。又、伝説上の大蛇であったり、喩えとして大酒飲みや酒豪としても使われます。使い方としては「蟒蛇のように」「蟒蛇を発見」といった風になります。
蟒蛇の由来
「蟒蛇」の由来は残念ながら不明ですが、一説によると古代は巨大な蛇を「大蛇(おろち)」と呼んでいたが、15世紀頃から「蟒蛇」とも呼ばれるようになり近代になると大酒飲みの喩えとしても使われるようになりました。
蟒蛇の文章・例文
例文1.亡くなったオヤジは蟒蛇のような飲みっぷりで常に家族に迷惑をかけ、体を壊して何度入院しても退院すればまた元気を取り戻して飲んだくれるという救いようのない男だったが、最後は蛇の抜け殻のように骨と皮だけになった。
例文2.YouTubeで蟒蛇の映像を見るのが秘かな楽しみだ。
例文3.アフリカやアマゾンの人類未開の地には本当に蟒蛇が潜んでいそうな感じがする。
例文4.酒好きの蟒蛇は段々と顔まで爬虫類になって、舌を伸ばすようにアルコールを口に含み不気味な笑顔を見せる。
例文5.ドラクエなどのゲームは蟒蛇のような敵キャラでを必ず登場させるが、少々安易なのではないのか。
「蟒蛇」を使った例文となります。
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蟒蛇の会話例
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このマンションはペット可だから、うちも何かを飼わない?
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それなら断然チワワ。もうチワワに決定。
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チワワは在り来たりすぎだから…、それならタランチュラと蟒蛇にしない。
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ちょっと、蜘蛛と蛇って事? 何を馬鹿な事を言っているのよ。
飼いたいペットについて意見を出し合っています。
蟒蛇の類義語
「蟒蛇」の類義語には、「左党」「上戸」「大酒飲み」「呑み助」「呑兵衛」「長蛇」などの言葉が挙げられます。
蟒蛇の対義語
「蟒蛇」の対義語には、「下戸」「小蛇」「甘党」「右党」などの言葉が挙げられます。
蟒蛇まとめ
「蟒蛇」は巨大な蛇や伝説上の蛇である大蛇(おろち)などの意味です。また、大酒飲みの喩えとしても使われ、酒好き=「蟒蛇」ともなります。巨大な蛇は少々漠然としていて普段見掛ける機会もないので、一般的には大酒飲みとして使われる事が多いです。