「無法地帯」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

無法地帯（むほうちたい）

「無法地帯」とは「国の法律や行政の影響が及ばない場所もしくは治安の悪い地域」です。日本ではこのような場所はほとんど存在しませんが、海外の貧富の差が激しい地域にあることがあります。また、比喩としてルールの守れていない状況を表すときにも使われます。今回はそんな「無法地帯」を解説していきます。

無法地帯の意味とは

｢無法地帯｣の意味は以下の通りです。
(1)治安の悪い地域
(2)国の法律や行政の影響が及ばない場所
(3)ルールの守られていない様子
無法地帯の定義はあいまいですが、法律が機能をしていなかったり、極端に犯罪が多い地域を表します。そのような場所ではホームレスの人たちが暮らしていたり、夜の街として発展している場合もあります。
｢無法地帯｣となる理由はさまざまですが、裏社会のマフィアの人たちがその地域を実質的に支配していたり、警察がいたとしてもお金で買収されていて法律に則った仕事をしていないなど理由はさまざまです。発展途上国では｢無法地帯｣となる場所が比較的多いですが、アメリカなどの貧富の差が激しい国でも存在する場合があります。
また、比喩としてルールなどが守れていない状態を表す場合にも使われます。スーパーの安売りなどで多くの人が列を守らないで商品を取り合う状況などを｢無法地帯｣と表現します。

無法地帯の由来

「無法地帯」の由来は不明ですが、○○地帯という言葉は以前から使われており、法律のない場所を表す「無法」と一緒に使われるようになったと推測できます。また、1941年の映画「Badlands of Dakota」の日本語タイトルとして「無法地帯」が使われています。

無法地帯の文章・例文

例文1.多くの人であふれているこの祭りでは多くの人が花火の場所取りをするために無法地帯となっている。
例文2.警察が機能していない無法地帯ではどんな犯罪を犯したとしてもお金で解決できてしまう。
例文3.大都市近郊の町では無法地帯となっている場所があり、多くのホームレスが住んでいる。
例文4.無法地帯であったこの場所は数年前に大規模な浄化作戦がおこなわれて今では安全な街になった。
例文5.さまざまな国やバックグラウンドをもった人たちが無法地帯にあつまりその日暮らしをしている。
「無法地帯」を使った例文です。

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無法地帯の会話例

• 

  来週からアメリカに旅行にいくんだ。
• 

  いいなあ。アメリカのどこら辺に行くの？
• 

  ロサンゼルスに行こうと思ってるよ。夜はクラブとかにもいってみたいな。
• 

  夜は特に気を付けてね。場所によっては無法地帯のところもあるから、いくならだれかといっしょにね。

旅行に行く人とその人を心配している人の会話です。

無法地帯の類義語

「無法地帯」の類義語には、｢スラム｣｢無規律｣などの言葉が挙げられます。

無法地帯の対義語

「無法地帯」の対義語には、｢法治国家｣｢警察国家｣などの言葉が挙げられます。

無法地帯のまとめ

日本では出会う事のない「無法地帯」ですが、海外に行けば現地の人も絶対に行かないような場所があったりします。知らなかったでは済まされまい場合があるので、ホテルやレストランなどの現地の人が働いているお店で確認をするようにしましょう。今回は危険な場所や、ルールが守られていない状況を表す言葉である「無法地帯」の解説でした。