COB(close of business)
「COB」とは「”close of business”の略語で終業時間や業務完了などを意味するビジネス用語」です。パソコンやネットが普及しさらにグローバル企業が当たり前のように日本進出をすると、従来の昭和的な企業風土は姿を消していきビジネス現場では独特の専門用語が使われるようになっています。「COB」もそんな常識となりつつある表現で、「終業時間」を意味する英語の略語となります。
COBの意味とは
「COB」の意味は以下の通りとなります。
(1)仕事の終業時間や業務完了を意味する英語表記「close of business」の頭文字からなる略語。
(2)ビジネス現場のメールなどで使われる専門用語で、仕事終了や就業時間を意味する略語。
英語表記「close of business」の頭文字から取った略語が「COB」で、直訳すれば「仕事終了」「仕事の終業」となりそれがビジネス現場では「仕事の終業時間」「業務完了」といった意味になります。要するにビジネス用語の一つとして特にメールなどで多用される表現で、例えば本文に「〜by COB today」と書かれていれば「今日の終業時間まで」、「〜by COB Friday」なら「金曜日の終業時間まで」となります。当然ながら「〜by close of business」としても意味は全く同じですが、英語では略語表現が広く浸透していて特にビジネス現場では「COB」とする方が自然になっています。また「end of business」の「EOB」も同義扱いなので、人によってはこちらを使う場合もあります。
COBの由来
「COB」の由来は一説によると、アメリカのニューヨーク証券取引所の取引時間は午後4時に終了する事から個人投資家や機関投資家が「1日の取引終了」として、投資家達に通じる共通の言い回しとして使い始めたのが発端とされています。
COBの文章・例文
例文1.友人が「借金返済しろ」としつこく連絡してくるので、取りあえずはCOBしたら謝罪の連絡を入れようと思っている。
例文2.これまで取引先とは丁寧で畏まったビジネスメールをしていたのに、担当者が帰国子女に変わってからは急にCOBなど略語が多用され距離感が一気に縮まった。
例文3.月末のCOBまでに終わらさなければならない案件がいくつも残っていて、考えただけで今から頭痛がする。
例文4.取引先に無理難題を押し付ける時は、メール最後に英語で「by COB today?」と書けば日本語よりも罪悪感が減った気がするから不思議だ。
例文5.近所のラーメン店に出向いたら休業日なのかドアにCOBと札が掛けられていたが、暑苦しくて男臭い店名なのにお知らせは英語なんだとそのギャップがなぜか面白く思えた。
「COB」を使った例文となります。
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COBの会話例
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これで、取引先への連絡終了っと!
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ごめんなさい。もうメールしちゃいました?
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やったよ。何かマズかった?
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それが送付期限の確認ミスで…、すみませんがCOBを木曜までにしてもらって、もう一度メールしてもらえますか?
仕事場で取引先へのメール連絡についての同僚の会話となります。
COBの類義語
「COB」の類義語には、「EOD(end of the day)」「EOB(end of business)」などの言葉が挙げられます。
COBの対義語
「COB」の対義語には、「OFB(open for business)」などの言葉が挙げられます。
COBまとめ
「COB」は「close of business」の頭文字からなるビジネス用語で、終業時間や仕事終了を意味しています。ビジネス現場では有名な略語として特にメールでは有名な略語表現となっています。