槍先の功名(やりさきのこうみょう)

「槍先の功名」とは「槍兵の活躍ぶりから、戦場で挙げた手柄や功績の喩え」です。それこそ戦国時代などは成人男性の多くは戦地に駆り出されて槍などの武器を手にして敵兵と戦わなければならず、それは苛酷な環境だったと想像できます。現代人からすると地獄のようですが、そこで活躍をして称えられるのが「槍先の功名」です。

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槍先の功名の意味とは

「槍先の功名」の意味は以下の通りとなります。
 (1)戦場での功績。武功。戦いの手柄。
 (2)戦場で挙げた手柄を称える言葉。
 (3)「槍先功名」も同義
”槍先”には「槍の先端」「槍の穂先」「攻撃の方向」といった意味がありますが、そもそもとして戦において槍というのは敵を倒すのに最も有効な武器とされていました。イメージとしては刀や弓や銃を持つ部隊が戦場で活躍していそうですが、実際はこれらは数が限られるので槍の兵士が活躍をして勝敗を握っていた時代が長く続いたそうです。そんな背景から槍を用いた諺は数多く誕生し、その中の一つが「槍先の功名」です。意味は上記の通り戦場での功績や手柄となりますが、ニュアンスとしては槍の先っぽでも敵への攻撃が成功し倒せば、それは功績になったという感じでしょう。また、単純に一番効果的な武器の槍で勝ち取った事をやや謙遜気味に”槍先”として「槍先の功名」とも受け取れます。

槍先の功名の由来

「槍先の功名」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては歌舞伎の外題「筑紫巷談浪白縫」(1875年)などに文言が記されています。

槍先の功名の文章・例文

例文1.今日も名も知らぬ仲間からの槍先の功名を欲して、エーペックスレジェンズを深夜まで続けてしまう。
例文2.今月は営業成績が過去最高で槍先の功名を立てたと思っていた矢先、上司からリストラすると告げられショックを受けた。
例文3.日本代表はスペイン代表から勝利を挙げ、たとえまぐれでも世界中に槍先の功名を轟かせたのは間違いない。
例文4.槍先の功名を手にするには、日本代表のように守備からの高速カウンターが今後のフットボールでのトレンドになりそうだ。
例文5.警官が職務中に殉職すれば槍先の功名となって二階級特進となる。
「槍先の功名」を使った例文となります。

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槍先の功名の会話例

  • 質問者アイコン

    ロシアとウクライナの戦争はいつまで続くのか、まったく終わりが見えないな。

  • 回答者アイコン

    でも突然始まったから、案外と呆気なく終わるのも有り得ない?

  • 質問者アイコン

    そうなればいいけど、でもウクライナの兵士は世界中から槍先の功名を得られるけど、ロシア兵はそうもいかないじゃん。プーチンの手先となったわけだし。

  • 回答者アイコン

    本当よね。最初の頃はウクライナ国民に相当酷い事をしていたけど、最近は報道されなくなっていて、そこも気になるのよね。

ロシア・ウクライナ戦争についての会話となります。

槍先の功名の類義語

「槍先の功名」の類義語には、「戦勲」「軍功」「武勲」「武烈」などの言葉が挙げられます。

槍先の功名の対義語

「槍先の功名」の対義語はありませんが、強いて挙げるなら「汚名」「不名誉」などになります。また補足として、”戦争”の対義語は「家庭」「公園」などの言葉が挙げられます。

槍先の功名まとめ

「槍先の功名」は戦場で手柄を立てその活躍ぶりが評価される事です。槍兵の目立った活躍とも受け取れますが、そこから戦場で挙げた功績を「槍先の功名」と言います。かつての乱世の時代は槍兵こそ戦で最も活躍をするので、槍の実力で敵を倒して勝ち取った評価といったところでしょう。

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