無我夢中(むがむちゅう)
皆さんは無我夢中という言葉を知っていますでしょうか。多くの人が聞いたことのある四字熟語であると思います。だからこそ間違った使い方をしたくはないですよね。では、一体、無我夢中はいったいどのような言葉なのでしょうか。正しい意味と使い方を知ってこれからの生活で使いこなしましょう。
無我夢中の意味とは
無我夢中とは、我を忘れて一つのことに熱中してしまうことです。我を忘れて取り組んだり、見入ったりする様を表している言葉です。
無我夢中の由来
無我夢中の由来としては、無我と夢中という言葉の組み合わせで、無我はもともと仏教語であり、自分を束縛している「我」という存在から解放されるという意味をもちます。つまり、無我をわかりやすくいいかえるならば、自分という存在を忘れるという意味になります。また、夢中はものごとに熱中して、他のことが考えられない状態のことです。夢の中では他ことを考えられないこと状態であることから、夢中と表されるのです。この無我という言葉と夢中という言葉を合わせて無我夢中という四字熟語になっているのです。
無我夢中の文章・例文
例文1.休みの日にサッカーの練習をしようと思い、校庭で無我夢中でボールを蹴っていた
例文2.大学受験に挑むべく、朝の6時に起きて数学の問題を解いていたら、夕方になっていてまさに無我夢中であったなと思った
例文3.友達と行った心霊スポットで誰かが歩いてくる音が聞こえ、無我夢中で入口に走った
例文4.体育の授業での持久走で上位3名には景品が用意されているということだったので彼は無我夢中で走った
例文5.夏休み最終日にも関わらず、宿題を1つもやっていなかったので私は無我夢中で取り組んだ
まっすぐに物事に取り組む際に使われる言葉として、多くの例があり、比較的言葉の意味は肯定的に取らえられています。
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無我夢中の会話例
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ここの論文に関する記述は…でも、これを用いたら矛盾してしまうかも。
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図書館でそんなに本をならべてどうしたの?そんなに必死の形相で。
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今週提出のレポートの資料を探しているんだよ。調べてたらとまらなくて朝からずっとこんな調子さ。
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朝から?もう夕方よ。まさに無我夢中で調べていたのね。
レポートの資料を無我夢中で探している学生の会話でした。
無我夢中の関連語
無我夢中の関連語としては「一心不乱」「一意専心」、「精神一到」などがあげられます。
無我夢中まとめ
私たちは一度はなにかに無我夢中になったことがあるかと思います。無我夢中はそんな時の状況や心情を表す時に使える四字熟語です。また、四字熟語には似た意味をもつ言葉が多く存在します。四字熟語の微妙なニュアンスの違いを理解することにより、似た四字熟語でも使い分けるようにしましょう。そして、これを機に無我夢中で四字熟語について調べてみてはいかがでしょう。