マールブルグ病(まーるぶるぐびょう)

「マールブルグ病」とは「最も致死率が高い感染症の一つでエボラ出血熱によく似た熱性疾患」です。コロナ禍となりウイルスの恐怖を改めて思い知らされた人も多いでしょうが、実はコロナよりも恐ろしい病原というのは多数存在し、その中でも近年はエボラ同様の致死率を誇り予防ワクチンや治療法が確立されていない「マールブルグ病」がアフリカで猛威を振るっています。日本国内では2023年2月時点で感染者が出ていませんが、もしかしたら時間の問題かも知れません。

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マールブルグ病の意味とは

「マールブルグ病」の意味は以下の通りとなります。
 (1)エボラ出血熱と非常に似ている致死率が極めて高い危険な重症感染症でウイルス性出血熱の一種となる病名。
 (2)アフリカなどで猛威を振るう感染力がとても強いマールブルグウイルスの熱性疾患(感染症)の病名で、オオコウモリなどを介して感染すると発熱や出血を繰り返し、2023年現在でワクチンや治療薬といった効果的な治療法がない事から致死率が高く命を落とす懸念がされる。
 (3)「マールブルグ熱」「マールブルグ出血熱」「ミドリザル出血熱」なども同義。 
「マールブルグ病」は大変危険な感染症で、現在でもワクチンや治療薬が確立されていないので対症療法が中心です。明確には解明されていませんがコウモリやサルがマールブルグウイルスの宿主とされ、それが何かしらの方法で人間に感染すると出血・おう吐・発熱などが続き最悪の場合は症状が悪化して黄疸や全身衰弱によって命を落とします。「エボラ出血熱」とよく似ている危険な感染症として注目を集め、2023年2月時点でも世界保健機構が症例を公表するほど近年は再び感染者が増えています。理由として繰り返しですが明確な治療法がないのと感染経路が不明なので防ぎようがなく、仮に一時的には抑え込むのが可能でもアフリカなどの衛生環境ではエボラやコロナのように感染拡大が起こってしまうのです。「マールブルグ病」の早期発見や隔離を徹底すれば致死率を減らせるが、判断や対策を誤ると最悪では感染者の90%が亡くなるケースもあり、日本では幸いまだ発生していないがニュースなどでも報道され注目の高さが窺えます。

マールブルグ病の由来

1967年に当時の西ドイツ・マールブルグなどでウガンダから輸入したアフリカミドリザルが原因となってワクチン製造・開発をしていた職員らが熱性疾患で死亡する事件が起こり、これが「マールブルグ病」の始まりとされています。「マールブルグ」はドイツ・ヘッセン州中部の大学都市名で、そこで起こった病気から「マールブルグ病」と名付けられました。

マールブルグ病の文章・例文

例文1.ニュースでマールブルグ病が報道され、コロナ禍であるにも関わらずまた別の感染症が猛威を振るうとなるとまるで地獄の黙示録のような状況に陥りつつあり、我々人類は本当に終焉を迎えるのではと怖くなる。
例文2.彼氏と動物園に行く約束をしていたのに、マールブルグ病を心配するあまり野生動物を見たくないと彼がドタキャンした。
例文3.どんなに人類が進化を遂げても、マールブルグ病といった未知なる病気は常に隣り合わせである。
例文4.東京都感染症情報センターがマールブルグ病について新たな情報を公開したところ、大勢の都民が恐怖から震えあがった。
例文5.実家にはコウモリが棲みついているので、老いた両親がマールブルグ病にならないか心配だ。
「マールブルグ病」を使った例文となります。

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マールブルグ病の会話例

  • 質問者アイコン

    コロナだけでも頭を痛めているのに、またマールブルグ病という得体の知らない病気が流行っているみたいだよ。

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    それってアフリカだけでしょう? 日本は大丈夫じゃないの?

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    そうだと思うけど…、コロナの例からしてもウイルスとかって急に流行する恐れがあるじゃない? アフリカの問題って大丈夫だと思っていても、いつ日本にも入ってきて感染爆発するか分からないよね。

  • 回答者アイコン

    今スマホで調べたけど、マールブルグ病ってエボラウイルスみたいなもので致死率も高すぎ! ちょっと、本当に私達大丈夫なの?

「マールブルグ病」に不安が広がる二人の会話内容です。

マールブルグ病の類義語

「マールブルグ病」の類義語には同じくウイルス性出血熱に分類される「エボラ出血熱」「クリミア・コンゴ出血熱」「ラッサ熱」などの言葉が挙げられます。

マールブルグ病まとめ

大変致死率が高く危険な感染症の一つとされるのが「マールブルグ病」です。ドイツ・マールブルグの地名から名付けられた感染症でアフリカ大陸のギニアやケニアが発生源とされ、猛威を振るったコロナよりも危険度が高い事から近年は日本でも注目を集めています。

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