ニッポノサウルス(Nipponosaurus sachalinensis)
「ニッポノサウルス」とは「日本人によって初めて発見された化石から名付けられた記念すべき草食恐竜」です。恐竜とは子供の頃は興味があるのですが、大人になると段々と関心が薄れていくものです。しかし、太古の地球にこのような大型トカゲのような生き物がいたと思うと確かに不思議ですし、化石が発見されたと報道されると一瞬童心に戻ってしまいますよね。
この記事の目次
ニッポノサウルスの意味とは
「ニッポノサウルス」の意味は以下の通りとなります。
(1)中生代白亜紀後期の日本領だった北海道樺太に生息していたハドロサウルス科草食恐竜。
(2)1934年に北海道樺太で日本人によって初めて発掘された化石から名付けられた記念すべき恐竜で、白亜紀後期の約8000万年前頃に生息していて全長約4m体重約1トンを誇っていた。
(3)日本人によってサハリンで発見された事から正式名称は「ニッポノサウルス・サハリネンシス」(Nipponosaurus sachalinensis)で、学名の意味は「日本のトカゲ」となります。
(4)「カモノハシ竜」「ニッポンリュウ」も同義。
”ニッポノ”は「ラテン語で日本」、”サウルス”は「ギリシャ語でトカゲ」となり、1934年(昭和9年)に当時日本領だった北海道樺太(現在のロシア・サハリン)で、北海道帝国大学の長尾巧教授らによって日本人として初めて発見された恐竜化石から「ニッポノサウルス」と名付けられました。化石から推測される特徴としては全長約4m体重約1トン、歯のない口ばしと頭頂部にはトサカがあり鳥脚類に分類され凡そ中生代白亜紀(約8000万年)に生息していたとされます。日本の場合は発見されると地名が付けられるのが一般的で、福井県の発掘調査で見つかったのは「フクイラプトル・キタダニエンシス」「フクイサウルス・テトリエンシス」等となります。因みに「ニッポノサウルス」は現在、北海道大学に標本として保管されています。
ニッポノサウルスの由来
「ニッポノサウルス」の由来は北海道帝国大学の長尾巧教授らによって1834年に北海道樺太豊栄郡川上村(サハリン)で化石が発見された事から名付けられました。
ニッポノサウルスの文章・例文
例文1.三歳の息子は恐竜が大好きなので、朝から図鑑を眺めてはニッポノサウルスの名前を連呼している。
例文2.日本人にとっては特別な恐竜がニッポノサウルスである。
例文3.映画ジュラシックパークを観た後はニッポノサウルスにも興味が出てしまう。
例文4.ニッポノサウルスといった恐竜への憧れからまずはトカゲを買い始めた。
例文5.サハリンで発見されたニッポノサウルスの恐竜動画を観ながら飲む酒は実に美味い。
「ニッポノサウルス」を使った例文となります。
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ニッポノサウルスの会話例
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えっ、恐竜好きだったの? 意外だなー。
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そうなんですかねー。アイドル推しとかと同じ感覚で、私の場合は恐竜なんですよね。大きくて逞しい感じが堪らないんですよねー。
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じゃあどんな恐竜が一推しなの?
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それは恐竜界のチャンピオンであるティラノサウルスですけど、ニッポノサウルスも可愛くて好きです。
恐竜好き女子との知人男性の会話内容です。
ニッポノサウルスの類義語
「ニッポノサウルス」の類義語には「カモノハシ竜」「ランベオサウルス類」「日本竜」「ハドロサウルス」などの言葉が挙げられます。
ニッポノサウルスの対義語
「ニッポノサウルス」の対義語はありません。補足として「草食恐竜」の対義語は「肉食恐竜」になります。
ニッポノサウルスまとめ
1934年に樺太で発見された恐竜化石が「ニッポノサウルス」です。その化石から姿形は約4mと推測され、派手なトサカが特徴のランベオサウルス類に属する草食恐竜とされています。日本では福井県が恐竜化石の発見で有名なので、今後は北海道や他地域からも発掘されるかも知れません。