リヤシート(Rear Seat)
「リヤシート」とは「車において運転席や助手席の後部座席」です。スポーツカーやクーペタイプは別ですが、最近の車は後席スペースが広いものが多く軽自動車やミニバンに乗ると足下のゆとり空間に驚くものです。高級な電気自動車の「リヤシート」は静粛性が高く座り心地も素晴らしく、これなら何時間でも乗っていられると思ってしまうぐらい自動車は進化しています。
リヤシートの意味とは
「リヤシート」の意味は以下の通りとなります。
(1)自動車・バイクの後部座席。後部シート。
(2)乗り物を操作する座席の後ろ側の席。後席。
(3)「リアシート」も同義。
”リヤ”は英語表記「rear」から「後ろ」「後部」「背面」、”シート”は同じく英語「seat」から「席」「座席」「スポーツでの守備位置」で、直訳通りに「後部座席」となるのが「リヤシート」です。一般的には車での後席を「リヤシート」としますが、2人乗りのバイクでも運転手の後ろの席を「リヤシート」と言います。車の席について深掘りすると前席側を「フロントシート」、後席側を「リヤシート」として、ボディのセダンタイプは「リヤシート」をゆっくり座れる快適性があり、スポーツタイプは「フロントシート」を重視して「リヤシート」は狭かったり最初から無しにし2人乗りにする場合もあります。ミニバンタイプの3列シートの場合は運転席側の「フロントシート」は一緒ですが、2列目を「セカンドシート」や「2列目シート」、最も後ろの3列目を「サードシート」や「3列目シート」と呼ぶ事が多いです。電車や飛行機でも座席が多い旅客機などの場合は運転席と客室が分かれているので「リヤシート」とは言わず、「ファーストクラス」「普通席」や「窓際席」「通路側席」、「前方」「後方」といった分け方をします。また、政治家や会社社長などの権力者は基本的に自分では運転しないで「リヤシート」に座るのが一般的で、特に運転席後ろの「リヤシート」は安全性などから上座という扱いになります。しかし、タクシーや社用車で複数人乗る場合は助手席を上座とする場合も多々あります。
リヤシートの由来
「リヤシート」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては「後席」として平安時代の仏教に関する書物「真俗交談記」などに文言が記されています。
リヤシートの文章・例文
例文1.狭いコンパクトカーのリヤシートに長時間座った時は腰が痛くなり地獄だと思った。
例文2.学生時代はクラスで最も大人しかった奴に限って社会人になるとまるでアメリカ人が銃を乱射するように人が変わり、セカンドシートやリヤシートまで豪華なミニバンをコンビニと職場の往復の為に120回ローン払いで購入する。
例文3.出掛けようと思い愛車に乗り込もうとしたら、リヤシートに死体らしきものがあって腰を抜かしたら、ハロウィンで仮装した妻が爆睡していた。
例文4.最も安い激安車を購入し、試しにリヤシートに座ったら雨水が滲み出てきて笑ってしまった。
例文5.一度でも交通事故を目撃するとバイクのリヤシートに乗るのは流石に命がけなので、もう怖くて座れない。
「リヤシート」を使った例文となります。
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リヤシートの会話例
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やっとサービスエリアに到着か…。ふう、ところで運転交代してくれない?
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いいけど、どうしたの? 運転疲れた?
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うん。風邪なのかも知れない。ちょっと寝させてもらうわ。
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それならリヤシート使っていいよ。高級セダンとはいかないけど、後ろの方が寝やすいから。
高速のサービスエリアでの会話内容です。運転してきた男性が体調不良なのか一緒に出掛けた女性に交代してもらうというものです。
リヤシートの類義語
「リヤシート」の類義語には「キャプテンシート」「リムジン仕様」「後席」「ベンチシート」「セパレートシート」などの言葉が挙げられます。
リヤシートの対義語
「リヤシート」の対義語には「フロントシート」「前席」「ドライバーズシート」「助手席」「運転席」「パッセンジャーシート」などの言葉が挙げられます。
リヤシートまとめ
車やバイクの後部座席となるのが「リヤシート」です。旅客機など他の乗り物では基本的にあまり使わず、「リヤシート」は運転をする必要がないのでゆっくり座って寛げるなどのメリットがあります。また、会社社長や政治家など権力者は「リヤシート」に座るのが一般的です。