マラサダ(Malasada)
「マラサダ」とは「ハワイで大人気のドーナツ的な甘い揚げパン」です。ドーナツというとアメリカを連想しますが、実はオランダなどの欧州で食べられていた揚げパン的な菓子が発祥とされ、それがアメリカで進化してドーナツになったそうです。これを知ると、ハワイのドーナツも同様に欧州からアメリカに渡ってハワイに入ったと思いますが実は誤りで、ポルトガル発の揚げパンがハワイに入って「マラサダ」というドーナツに良く似た菓子パンになって、今では歴史ある名物となっています。
マラサダの意味とは
「マラサダ」の意味は以下の通りとなります。
(1)ポルトガルの伝統的なドーナツ的な揚げパンで、現在はハワイの定番スイーツとして地元住民や観光客にも人気が高い。
(2)ポルトガル移民がハワイで流行らせたパン生地を油で揚げたドーナツに近い甘い揚げパン。
「マラサダ」はポルトガル発ドーナツですが、現在はハワイの伝統的なお菓子となっています。かつてポルトガル人の移民がハワイに移り住み、そこで伝統的な「マラサダ」を作ったところ大人気となって定着をして今ではハワイを代表するほど定着をしています。一方のポルトガルでは殆ど食べられておらず、類似の甘いお菓子でブラジルでも人気の高い「フィリョス」が支持されています。ですから日本でもハワイ名物という認識が強く、ハワイの伝統菓子や揚げパンという触れ込みでの「マラサダ専門店」がいくつもあるほどです。「マラサダ」の作り方はイースト菌を発酵させパン生地を油で揚げて最後に砂糖をまぶすので、見た目から味までドーナツや揚げパンにそっくりで、強いて言うなら日本のドーナツより食感が軽くフンワリしているのが現代的として、人気スイーツの一つとなっています。
マラサダの由来
「マラサダ」はポルトガル領マデイラ諸島の伝統的お菓子だったが、1878年にポルトガル人が移民としてハワイへ移り住み作り始めたのが切っ掛けとなり、今ではハワイでも定番スイーツとなりました。これには諸説があり、現在もハワイや日本でも人気のパン屋「レナーズ・ベーカリー」の創業者・レオナルド・レゴ氏によってハワイでは広まったとも言われ、毎年2月上旬から3月上旬の火曜日に開催される「パンケーキ・デイ」(懺悔の火曜日)で「マラサダ」を販売したのが人気となって、今ではハワイではこの「懺悔の火曜日」は「マラサダの日」とも呼ばれています。
マラサダの文章・例文
例文1.ハワイ在住の日系人はマラサダをお菓子代わりで日常的に食べるとは羨ましい限りだ。
例文2.その内、コンビニのホットスナックコーナーには作り立てマラサダが並ぶが、販売不振で半年もしないで中止になるだろう。
例文3.ハワイはマラサダやロコモコなどのお菓子や料理が美味そうだが、アメリカやイギリス料理は食指が動かない。
例文4.今年の「孤独のグルメ」の年末特番はマラサダが出るとか出ないとか言われたりしているらしい。
例文5.まあ本音としては甘い菓子パンならマラサダに限らず何でも美味いところがある。
「マラサダ」を使った例文となります。
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マラサダの会話例
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腹減ったなー。何かお菓子でもないの?
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ドーナツならあるけど、嫌いだよね?
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ドーナツは大好物だよ。って言うか、これはドーナツじゃなくて、本場のマラサダじゃない? 一体どうしたの?
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駅前に新しく出来たパン屋で売っていたから買ってきたけど、これってマラサダって言うんだ。
ドーナツ好きの男性とその彼女の会話内容です。
マラサダの類義語
「マラサダ」の類義語には「ドーナツ」「オールドファッション」「クルーラー」「あんドーナツ」「揚げパン」「焼きドーナツ」などの言葉が挙げられます。
マラサダの対義語
「マラサダ」の対義語はありません。補足として「マラサダ」を揚げドーナツとして菓子パン扱いにするなら対義語は「総菜パン」、パンとするなら「ご飯」「白米」になります。
マラサダまとめ
ハワイで人気の伝統的な揚げドーナツが「マラサダ」です。元々はポルトガルの食べ物ですが、移民として入ってきたポルトガル人がハワイでも作り始めた事から人気となったようで、現在ではハワイだけでなく日本などにも「マラサダ」を看板商品としたパン屋やスイーツ店が繁盛をしています。