マイクロOLED(まいくろおーえるいーでぃー)
「マイクロOLED」とは「次世代の液晶技術として注目される高画質と低電力を兼ね備えた超小型有機ELディスプレイ」です。数年ぶりにスマホやパソコンを買い替えると、画面の綺麗さやスムーズな操作が可能な高い性能に驚きますよね。それだけ技術が日進月歩で進化しているのですが、今後液晶画面では「マイクロOLED」や「マイクロLED」といった次世代技術が主流になると言われています。
この記事の目次
マイクロOLEDの意味とは
「マイクロOLED」の意味は以下の通りとなります。
(1)超小型有機ELディスプレイ。
(2)超小型を意味する「マイクロ」と有機ELを意味する「OLED」を合わせて、圧倒的な高繊細な高画質と省電力や薄さの特徴を兼ね備えた次世代型モニター「超小型有機ELディスプレイ」の事。
(3)「OLEDマイクロディスプレイ」も同義。
”マイクロ”は「微小世界」を意味するギリシャ語「mikros kosmos」から「微小」「超小型」、”OLED”は英語「organic light emitting diode」の頭文字から「有機発光ダイオード」、又はスマホやテレビ液晶「有機EL」となります。この2つを合わせて「超小型有機ELディスプレイ」が「マイクロOLED」です。「マイクロOLED」は「OLEDマイクロ」と記する場合もありますがどちらも同じ事で、要するに次世代型ディスプレイとして注目される圧倒的に美しくて薄型なスマホ・テレビ・ノートパソコン・ヘッドマウント用の液晶になります。有機ELディスプレイはこれまでも製品化されていましたがサイズがやや大きく、所謂普通のテレビやモニター用でした。しかし、対角線長さが0.25インチ未満の超小型液晶「マイクロディスプレイ」の有機EL版となる「マイクロOLED」が近年はシェアを拡大し、今では従来の「液晶ディスプレイ」や「デジタルライトプロセッシング」を凌いで「マイクロディスプレイ」の本命となっているので注目を集めています。例えばゲームなどをするにしても、「マイクロOLED」とこれまでの「OLED」や「液晶ディスプレイ」では画素密度や応答速度で圧倒的な差があり、当然ながら「マイクロOLED」の方が性能が良いです。しかし2023年6月時点ではまだテレビなどの実用化はされておらず、コスト面の高さなどから量産化への課題があります。一方、現在はさらに性能が良くなった「第3世代OLED」とも呼ばれる「新OLED」や「透明OLED」が発表され、年々より美しく薄いディスプレイの開発に家電・液晶メーカーが躍起になっています。
マイクロOLEDの由来
「OLED」である「有機EL」は1950年代にフランス・ナンシー大学のアンドレ・ベルナノーゼ氏が発見し、その後1987年にアメリカのカメラメーカー「イーストマン・コダック」などによって製品の実用化に拍車がかかります。そして1999年9月「コダック」と「三洋電機」が有機ELディスプレイを世界で初めて発表するが商業化には至らず、しかし2007年になって「ソニー」が世界初の有機ELテレビを発売しました。
マイクロOLEDの文章・例文
例文1.マイクロOLEDがいずれは液晶の主役になりそうだ。
例文2.マイクロOLEDの製造で台湾と日本メーカーが協力する可能性が出てきた。
例文3.熾烈な最先端の液晶をめぐる開発競争も、もしかしたらマイクロOLEDの実用化で歯止めがかかるかも知れない。
例文4.芸能人はマイクロOLEDなどテレビの液晶画面が綺麗になるほど、皺やシミなど加齢が目立つので内心は開発に反対だろう。
例文5.今からマイクロOLED関連の銘柄を購入すれば一儲け出来るかもと期待している。
「マイクロOLED」を使った例文となります。
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マイクロOLEDの会話例
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その時計! 画面が異様に綺麗じゃない!
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へへ。そうでしょう。実はこのスマートウォッチ。液晶がマイクロOLEDなんだよ。
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ま、ま…、マイクロOLED?
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そうなの。だから液晶がとても綺麗なだけでなく、バッテリーも長持ちで良い事だらけ!
スマートウォッチの画面が「マイクロOLED」という会話内容です。
マイクロOLEDの類義語
「マイクロOLED」の類義語には「マイクロLED」「液晶ディスプレイ」「有機ELディスプレイ」「ELパネル」「有機ELテレビ」「AMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)」「TFT液晶」などの言葉が挙げられます。
マイクロOLEDの対義語
「マイクロOLED」の対義語には「無機EL」「無機ELディスプレー」「無機エレクトロルミネッセンス」などの言葉が挙げられます。
マイクロOLEDまとめ
スマホやパソコンモニターなどで必須の液晶画面において次世代技術として注目を集めるのが「マイクロOLED」です。これは「超小型有機ELディスプレイ」の事で画面がさらに綺麗になり省電力で薄型と良いこと尽くしですがコスト高さなど課題があり、また「ミニLED」や「マイクロLED」といった類似点もありながら違った技術を持つ液晶の開発も進められ、その競争は年々激化しています。